Ｑ６４６．アマゾンソードについて

【めたもるさんからの質問】
アマゾンソードが２株ある場合の光量なんですが今は８Ｗのライトを１本使っています。
これでたりる？

Ａ６４６．アマゾンは大きくなる。

まずはアマゾンソードを含めエキノ類の多くは非常に大きくなるということを知っておいて下さい。
８Ｗのライトという事から察すると非常に小型の水槽を使用されていると思われますが、アマゾンソードが元気良く育つと、葉っぱの大きさは５０cm以上に成ります。
横幅９０cm程度の水槽の真ん中に入れてやっと水槽に収まるというほど大きく育つことも少なくないです。
それが標準のサイズですから、そのサイズよりも小さく育てようとすると必然的に草の元気が無くなり、結局苔にやられて駄目になるようです。
アマゾンを２株も入れようと思うと１２０cmサイズの水槽でなければまず無理でしょう。

アマゾンソードは非常にポピュラーな水草で、簡単に畑のような所で量産できることから、国内で大量に生産されているため、ショップでは２株１００円程度の値段で手に入りますが、きちんと育てるには水槽サイズという環境を選びますし、綺麗に育てるにはそれなりの技術が必要なようです。
もちろん安い水草ですので、水槽のお飾りとして入れて、駄目になったらまた買うというやり方でも良いと思いますが、個人的にはそういう楽しみ方は好きではありませんし、それを繰り返すならビニール製の水草を入れておくことをお勧めします。

非常に廉価であまり大切にされることのない水草ですが、大きく綺麗に育っているときのアマゾンソードは非常に美しく迫力があり、見る物を圧倒するほどです。
１本千円のトニナが１００本ぐらい群生している水槽も悪くないですが、１株５０円のアマゾンソードが大型水槽で葉数８０枚ぐらいに育っている姿を見ると、値段や希少価値にとらわれることに、果たして意味があるのかときっと疑問に思うでしょう。
一人でも多くの人に、大きな水槽で育っているアマゾンソードの本来の美しさを実感してみてほしいと思います。

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