よしを’S質問箱
- Q579.苔について教えて下さい
- 【きょろりんさんからの質問】
60cmの水槽にヒメダカとグッピー計17匹、グッピーの稚魚10匹くらい、コリドラス2匹とヤマトヌマエビ5匹、オトシン3匹を飼っています。
水草は、底床を覆うくらいは入ってます。たちあげて4ヵ月ですが、ボルビデスなどのかたい葉に黒いひげ状の苔がつきます。
熱帯魚屋さんで硬度を下げてみれば、と言われ、イオン交換樹脂をもらいました。
同時に木酢液も試していて、水槽の中に10ccほど入っていると思います。
PH6くらいですがこれではPHが下がりすぎでしょうか?
硬度はADAのもので測ったら50くらいでした。
そもそもこれで苔は消えるのでしょうか?
ライトは40Wで二酸化炭素は醗酵式です。
よろしくお願いします
- A579.苔は有るもの
- 「苔が有る」という表現はかなり主観的な基準で判断されますので、それがどのぐらいのレベルで有るのかがなかなか伝聞では判断しかねますが、基本的にはどんな水槽でも苔は絶対に存在します。
ADAの水槽写真などは非常に綺麗ですが実際に新潟のADAのショップへ行き、撮影に使われた(または使う予定で準備している)水槽を見ても、苔は有りますしスネールなども沢山居て、実際に見るとちょっと安心してしまったりします。
またお伺いしている環境ではセット後間もないということで、色々と手を尽くして完璧な状態を心がけても、水質はまだまだ安定していませんし、水草だって本調子で根を張り成長できているかどうかって所で、苔の出やすい環境で有ることはある程度仕方がないです。
今一番心がけるべき事は
・濾過の安定
・水草が元気になるように
だと思います。
これらが実現できていない状況で苔を減らそうとする行動をとることは、受け身を覚えないで柔道の試合をしようとしているようなものです。
逆にこの二つが実現できればその結果として苔もさらに減ってくると思います。
ここでアセッて色々な調整剤や苔の防止薬等を使っては、せっかく安定の方向に向かっている濾過状況など、水槽の中のバクテリアをはじめ目に見えない生き物たちのバランスを変化させ、悪い方向へ傾いてしまうという事は入門初期の人が良く陥る過ちですので、十分注意する必要があります。
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