Ｑ５２３．水草とコリとトロピカルN

【わっさんさんからの質問】
はじめまして、よしをさん。いつもお世話になっております。
私は水草水槽をメインに楽しんでいたのですが、ひょんなことからコリドラスにも興味が湧き、現在は水草水槽とコリドラスの飼育を行っております。
先日、コリドラスに寄生虫（鰭に05mm位の白いミミズのようなもの）を発見したので薬浴水槽（トロピカルNを規定量の１／２投入）を用意し、薬浴させました。
結果、コリドラスの寄生虫は駆除でたので、元の水槽に戻したのですが、最近また寄生虫が、付き始めました。
推測なのですが、元の水槽に寄生虫が残っていたのかもしれません。
そこで質問なのですが、水草水槽の寄生虫を駆除するために、直接「トロピカルN」を投入してもよいものなのでしょうか？
また、もしだめなら他の方法があるのか、ご教授お願い致します。

コリ水槽内容
　水槽：60cm（スティングレー103）
　濾過：エーハイム2213(NEW)＋フルーバル103
　底砂：新田砂
　照明：20W×5
　Co2：ミドボン強制添加
　換水：週1回1/3〜1/2
水槽内の水草は、
　E・ホレマニーグリーン
　E・ホレマニーオレンジ
　E・バーシー
　E・レッドフレーム
　E・フォックステール
　E・ハービッヒ
　E・SP
　南米ウィローモス

Ａ５２３．濾過と水草に影響

魚病薬を本水槽に直接入れると濾過バクテリアに影響があります。
投入後は濾過が機能しないと考えて良いでしょう。
また水草にも影響が有る場合が多いです。
ものによっては枯れてしまう場合も有ります。
薬品の中には本水槽に投入しても水草には影響がないと詠っているものも有りますが、少なくとも土壌バクテリアには何らかの影響を与えるはずですから、そういった意味では水草に全く影響のない魚病薬など存在しないはずです。
しかし、そういったことを詠っている魚病薬は実際には水草への影響が少ないことが予想されますので、どうしても水草水槽に薬品を投入しなければならないといった際には、そういった商品を選んだ方が良いかもしれません。
ただし、前述したように必ず何らかの影響は有りますので、結局の所水草水槽なら魚病薬の投入は最悪の場合リセットするぐらいの覚悟がない限りはやめた方が良いです。
かといって、もしかしたらそのまま病気が広がる事も考えられるので非常に難しいところです。
魚病薬の投入はそういった影響があることを念頭に置いて、投入して病気や寄生虫の根絶をねらうか、または魚の免疫力や治癒力に期待して魚病薬を投入しないかの判断を、管理者が行わなければなりません。

魚病薬を投入しないなら底床の掃除や頻繁な換水などを行って水質を良い状態に保てるよう心がける事ぐらいしか方法はありません。

他にそれなりの設備の整った水槽があるなら水草を移して本水槽に薬品を投入してしばらくしてから水草を戻すという方法も有りますが、エキノ中心の水槽ではそれも難しそうです。

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