よしを’S質問箱
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Q463.ラインヒーターの効果が期待できる底床
【かすさんからの質問】
60センチで水草水槽をしています。今度底床を換えようと思っているのですがその際ラインヒーターを設置しようかと思っています。そこで質問ですがラインヒーターは温度差によって水の対流を図ることのが目的なのですが目の細かすぎる砂やソイルでは効果はないのでしょうか?それと今度の底床はサンディゴールドを8から10センチの厚さにしようと思うのですがラインヒーターのあるなしで通水性は変わってきますか?

A463.底床色々
お察しのようにラインヒーターによる効果を期待するのであれば目の細かすぎる砂やソイル系底床で長期維持のために粒が潰れて土になってしまったような状況では、その効果も薄くなると思います。

もちろん同じ底床で同じ厚さなら何も無いよりはラインヒーターが有った方が冬場の底床の冷え込みなどのためにも有効ですが、もしラインヒーターによる通水を期待するのであれば水通りの良い底床が望ましいでしょう。

サンディゴールドは目が細かいので10cmともなると水通りは難しいのではないでしょうか?
そういった場合に目の粗い別な素材を下部にセットするという方法も有るようですが、トリミングや掃除の際に混ざり合ってきますので素材の違う底床を層にしてセットすることは私は反対です。

サンディゴールドは目が細かいので底床が詰まりやすいように思います、おまけにすぐに金粉が舞って金粉ショーが始まってしまいますし・・・
厚くする底床には向かないように思います。

大磯砂は短期的に見ると水草用の底床としては最も難しい底床だと思います。
しかし、
  1. 一度セットした水槽は最低でも2年、可能なら5年ぐらいは長期維持したい。
  2. この趣味は最高なのであと20年しても必ず続けている、出来ればその時までずっと同じ底床を使い続けたい。
  3. 自分が火葬される際は棺桶に30年使い込んだ底床を入れて石焼き状態になりたい・・・
と考える人(3は若干余計ですが)なら大磯砂が一番最高の素材のように思います。

大磯砂が良いと思っている古い頑固オヤジの意見ですので、最近のハイテク水槽時代にはマッチしない考えかもしれませんが、大磯砂も捨てたもんじゃないと思ってラインヒーターとの組み合わせ候補に考えてみてください。

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