よしを’S質問箱
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Q458.白点病蔓延後の水槽管理
【monakaさんからの質問】
まだ水槽を立ち上げて1か月の初心者です。
大変参考にさせていただいています。
実は、水が完成する前に魚を投入したのがたたり、レッドファントム・グリーンネオン・プリステラが白点病に次々にかかってしまいました。
現在は別のプラ水槽に移してグリーンFで薬浴させ温度管理をし治療にあたっています。
また同じ水槽で一緒に飼っていたものの元気に見えるオトシンについては、念のため薄めた薬液槽で別に薬浴させているのですが、これらの魚を戻すべき水槽をどうすればよいかとても不安です。
一応水質は、アンモニア:検出せず・亜硝酸:0.15以下・PH:co2添加7〜未添加7.5で安定しています。
ほとんどの魚たちに感染したことを考えればやはりリセットすべきなのか、でもせっかく水を作ったのだからこのままメンテナンスして大丈夫なのか思い悩んでおります。
どうぞアドバイスお願いいたします。
なお水槽は60センチで、濾過機はテトラワンタッチフィルターOT-W(ワンタッチフィルターが2連になっているタイプです)をよしをさんを参考に改造し、片側にパワーハウスの濾剤を詰めもう一方には本来の活性炭フィルターとスポンジのバイオフォームを装着させています。また底床は大磯砂を使っています。
お忙しいところ申し訳ありませんがどうぞお助けください。

A458.水槽立ち上げと白点病
もし現在濾過が完成しているのならば水槽のリセットはしない方が良いと思います。
どうしても気になるのであれば水槽をリセットしても良いかと思いますが、その間に魚達を飼育する別な水槽が有るのでしょうか?
現在の魚を飼育する濾過が機能した別な水槽が有れば別ですが、そうでなければ水槽をリセットしたとしてもそれから濾過が機能するまでの1ヶ月程度の間は、魚達は濾過が機能しない環境で再度パイロットフィッシュとしての役目を果たさなければならないでしょう。

さらに白点病というのは我々で言うところの風邪と同じで、我々は電車の中や町中で風邪の細菌に接触して体内に細菌が入ったとしても病気になることはまれなのと同じで、もし水槽に白点病の原因となる寄生虫が存在したとしても安定した水槽で体調の良い魚であれば白点病にはかからないのです。
人間と風邪の病原菌の関係のように日常的に感染する危険が有りその病原菌と日々接触しているような状態を”日和見感染(ひよりみかんせん)”というらしいですが、魚と白点病の関係も日和見感染だそうです。
人間が風邪をひかない為に気を付けるポイントは、良い環境で規則正しい生活をしストレスや疲れを蓄積しない健康的な生活を送ることですが、魚の場合も同様と考えて良いのではないでしょうか?

その為には今居る魚達をなるべく早く濾過が機能し水質が安定している水槽で生活させてやることだと私は思います。

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