よしを’S質問箱
- Q437.エビの死亡について
- 【ぎんじろうさんからの質問】
いつも拝見させていただいてます。
水槽を立ち上げて、2年ほどになるのですがエビを何度いれてもそのたび死んでしまいます。
5匹単位くらいでいれているのですが、2週間程度で徐々に全滅してしまいます。
過去ログを参照してみるのですが、水槽立ち上げからかなりたっており水ができていないとは思えませんし、温度もそれほど高温だとは思えません。
水槽 NISSOの45cmのもの
濾過 上部濾過。ウールマット、スポンジ濾材、麦飯石の3層。
水草 ウィローモス、アヌビアスナナ(流木)、ミクロソリウム(流木)、アマゾンソード
魚 ネオンテトラX5 カージナルテトラX5 白コリX3 モンクホーシャX4
ハチエットX3
投入してから2年〜1年くらい経過していて元気です。
換水 週1回
水温 25度(最近は最高28度くらいまで上昇)
エアレーション 常時
PH 換水後6.5 換水前5.5
PHがちょっと気になるんですが、エビにはきついのでしょうか?
あと麦飯石を濾材にしているのも水質的にまずいでしょうか?
おいそがしいとは思いますが、よろしくお願いします。
あと飼うときのこつとかあれば、教えていただけませんか?
- A437.エビの死亡原因
- なかなかお伺いしている状況だけでエビがどうして死んでしまうかを突き止めるのは難しいです。
たしかにpHは非常に怪しいです。
そもそもお使いの環境でどうして1週間でpHが1.0も下がってしまうのか不明です。
大型魚を飼育していて餌も排泄物も多い場合はその程度のpH下降は考えられますが、そういった状況でないにもかかわらずpHがかなりの速度で低下するのは、何らかの問題が有ると思われます。
原因が特定できないpH変動というのは非常に危険性があります。
ようするに管理者が理解していない化学変化が水槽で起こっているという事です。
可能性として考えられるのは
・pHを下降させるような薬品や添加剤を使っている。
・pHを降下させるような底床や濾材を使っている。
・流木や石など飾りに入れた物質からpHを降下させるような成分が発生している。
もし思い当たるようなものが有るか、または疑わしいものが有れば、とりあえずすべて一旦水槽から出して下さい。
ナナとミクロの活着した流木も、もし疑わしいなら水を張ったバケツにでも移動してみて下さい。
この季節ならバケツに移動しても1〜2週間程度ならそれらの草にはまったく影響無いです。
麦飯石は基本的にはpHを変動しないと思いますが、もし疑わしいと思うなら取り払いましょう。
その際に濾過が機能しなくなったりしないよう十分注意して下さい。
疑わしいものをすべて追い出してそのまま1〜2週間通常通りのメンテナンスを行い、pHの変動をチェックして下さい。
もしpH降下が起きなければ追い出したものの中にpH下降を引き起こす原因が有ったという事になります。
そうやってpH下降の原因を突き止めて排除する事が一番の対処法だと思います。
もしそれが難しかったりそこまでする気が無く、且つどうしてもエビを飼育したいのなら導入時の水合わせをしっかり行う事。
また換水を行って短時間にpHが1.0も変化してしまうのは非常に危険なので、換水頻度を多くして、一度に換水する水量を減らし換水前と換水後のpH変動を0.2〜0.3程度の範囲になるようにして下さい。
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