よしを’S質問箱
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Q412.ルームメイト
【P.せねがるすさんからの質問】
はじめまして!よしをさん。  HPとても勉強になります。
今度ニッソーのルームメイトを立ち上げたいと思ってるんですが、ルームメイトは底面濾過であり、光量も弱く、しかもCO2の添加ができなさそうなんで、水草の育成にはどうなんでしょうか。
底床には自家採集の川砂か、園芸用のハイドロボールの目が細かいもの(2mm弱)を使ってみようと思ってます。
 
飼育魚には自家採集のメダカとミゾレヌマエビ、イシマキガイを考えており、水草にはこれまた自家採集のヘアーグラス、アンブリア、ウイローモスもどきなどを考えています。
このヘアーグラス(マツバイ)は近くの用水路に水中葉で豊富にあるんですが、ヘアーグラスは光量の要求が大きいのでこの設備じゃ無理かなとは思うんですが、どうでしょう。
もし無理なら代わりにテネルスやコブラグラスなどで代替できますか?
魚の飼育には自信があるのですが、水草はほとんど素人です。ボルビティスやアヌビアス、ミクロソリウムなど底床に植えないで良い陰植物ものばかりを石や流木に活着させて扱ってたもんで。
ルームメイトで扱えるような水草の例をおしえてください。

A412.ルームメイトは盆栽感覚
そもそも、アクアリウム自体小さい水槽と大きい水槽では、小さい水槽の方が難易度は高くなります。
ルームメイトよりは60cmの標準水槽、それよりは90cm水槽の方が容易になります。
換水時の水量が多くなりそれを準備したり実際に換水したりする作業の負荷は多くなりますが、120cm水槽やそれ以上大きな水槽も、水質管理などの技術的な難度はより易しくなります。

水草をする場合もそれは同様です。

よく初心者の方が「初めてなので小さい水槽の方が簡単かと思ってルームメイトを買いました」という言葉を口にされますが、難しい方法で始めてしまっているという事になります。

そういった事実を理解した上で、昔からルームメイトは一つのチャレンジ材料としてマニアの間では意外と人気が有ります。
奇麗な水草水槽にしてみたり、はたまた海水水槽にしてみたりとその可能性はなかなか広いみたいです。

いずれにしてもそこには盆栽とか箱庭といった考え方に通ずる所が有って、一通りの園芸や植木や造園の技術を習得した後に、それらの技術を応用して盆栽や箱庭をやるという所が似通っていると思います。

さて、それらを理解した上でルームメイトにチャレンジするという前提で対処法やアイデアを少しだけ話しますと。
そういった事をすればある程度の水槽として出来上がります。

でも使用できる水草はやはり低光量でも育つものがメインとなるでしょう。
ヘアーグラスは難しいと思います。
ヘアーグラス、テネルス、コプラグラスなら個人的にはテネルスが一番可能性が高いと思いますが、3種ともこの環境には向かないでしょう。

ボルビディス、ナナ、ウイローモスはOKです。
他にはカナダモ、キクモ、マツモといった類、アマゾンチドメグサなんかも良いでしょう。
バリスネリアとか有茎ではノーマルのバコパなんかにチャレンジしても良いかもしれません。

クリプトやエキノも育てられない事はありませんが、大きくなるとアウトなので、エキノはテネルスのような超小型種以外は入れない方が良いでしょう。
クリプトも同様パルバあたりが良いでしょう。

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