よしを’S質問箱
- Q373.魚の輸入方法について教えて下さい
- 【マレーシア出張者さんからの質問】
初めまして。ここを見る度によしお氏の知識の豊富さに驚くばかりです。
そこで、ちょっと質問の種類が違う気もするのですが、よしお氏の豊富な経験や交友範囲の広さで色々ご存じであろうと期待して質問します。
さて本題ですが、海外旅行等の場合に於いて個人目的の範囲内の(個人で飼育すると言う意味)熱帯魚の輸入は何も問題ないのでしょうか。(ワシントン条約に引っ掛かるアロワナを除く)
と言うのも、今回会社の仕事でマレーシアに行く事になりました。(2回目)
前回ぶらぶら見て歩いた現地のペットショップの値段に驚くばかりでした。
ディスカスが目的なのですが、その配色、体型から想像するに約1/10程度です。
(もっとも正確に判断出来る程の目利きではありませんが。)
前回は動物検疫等の面倒な問題が有るだろうと諦めたのですが、帰ってHP等で確認すると検疫の必要は無い(農水省のHP)とのことです。
とすれば、輸送の問題をクリアすれば手荷物として堂々と輸入出来るのでしょうか?
この辺についてお教え下さい。
また、飛行機内で手荷物としても気温が下がります。その対策としては発泡スチロールの箱にホッカイロで囲んで保温を考えていますが、無謀でしょうか?
(冬に列車で国内半日移動の経験はあるが。)
携帯用のヒータなどは存在するのでしょうか。この辺の器具、方法について何かご存じで有ればお教え下さい。
- A373.生き物の輸入
- 生き物については輸入の際検疫が有るのか無いのかは存じ上げておりません。
ちなみに植物(水草)の場合は税関で申告すると土が付いていない事(根がむき出しの状態orグラスウールに包まれたポット状態ならOK)を確認して、簡単にパスするそうです。
農水省のHPで確認されたのなら無いのかもしれませんね。
でも出来れば事前に熱帯魚を持ち込む事について空港の税関などに電話で確認されておいた方が良いと思います。
保温の問題は発泡スチロールの箱+使い捨てカイロでOKだと思います。
国内でも極寒期はショップから自宅の水槽まで距離が長い場合など使い捨てカイロを使う場合も有ります。
あまり入れすぎて急激に温度が上がりすぎないように注意する事は言うまでも有りません。
携帯用のエアレーションの装置は有りますが、保温の装置は見た事が無いです。
海外での購入の場合(特にアジア圏)では購入の際に日本のようにきちんとした袋にちゃんと酸素を充填してパッキングしてくれるかどうかも注意する点だと思います。
もしそうでない場合は日本からO2ストーンか又はスプレー缶式の酸素を持っていった方が良いかもしれません。
(スプレー缶式の酸素を飛行機に積めるかどうかが心配ですが・・)
いずれにしても、ショップで販売されている魚は日本に輸入される際に、もっと過酷な環境を経て持ち込まれているでしょうから、機内持込みで数〜十数時間の事であれば、魚は十分に耐えられると思いますよ。
注意が必要なのは最近そういった国の市場で、観光客目当てにペットを販売する際に本当は規制されている種類の生き物を、「法律に触れない、規制されていない種類だ」と偽って販売している国も有るようです。
良く知っている魚の場合は問題ないでしょうが、あまり知らない種類の魚や知らない哺乳類を対象にする場合は慎重になった方が良いでしょう。
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