よしを’S質問箱
- Q342.水槽にぞうりむしみたいなものがいるのですが・・・・。
- 【かんさんからの質問】
先日久しぶりに熱帯魚屋さんにいてみたら昔飼っていたことを思い出し10年ぶりに水槽を立ち上げてみました。
当日は水槽セット一式+水草+砂利なんぞ購入してセッティング。
翌日水槽内に得体の知れない生物が・・・・・。
その生物というのはぞうりむし(だんごむし)的な格好で全長2〜3ミリの大きさでした。
きっと水草(ポット付き)か灰汁抜き流木(水槽内で展示してあったもの)にくっついて魚屋から遠路遙々我が家の水槽においでになったかと思われます。
この生物の正体と魚に対する影響また駆除方法など教えていただけませんでしょうか。
3歳になる娘のためと思って少ない小遣いをはたいて立ち上げた水槽に肝心も娘が気味悪がって近寄りません。
どうぞ我が家の親子の交流を手助けするということでご回答願えませんでしょうか。よろしくおねがいします。
- A342.なぞの生物
- 発見された生き物はたぶん”ヨコエビ”などと呼ばれている水生昆虫ではないかと思います。
そういった生き物が水槽に持ち込まれるのはそれほど多くないことですが、たぶん購入された流木や水草についてやってきたのでしょう。
ショップの水槽でもごくまれにヤゴなどを発見することもあります。
口に入るサイズの魚を飼育していれば良い餌になると思いますが、そういった捕食者がいない環境ではどうやって駆除すれば良いかは分かりません。
とりあえず、それがタガメやヤゴといった肉食の水棲昆虫でないかぎり実害はないと思います。
そもそも、そういった生き物が熱帯魚を飼育できる環境に存在するのは実に自然なことであります。
もしそれが納得できない方がいらっしゃるとしたら、その人は何処でも良いです一度この川の水なら飲めると思うようなきれいな清流に行って水中メガネをして川に潜り、川底の岩を裏返しにして見てみれば良いでしょう。
きっと数え切れないほどの生き物を見つけることが出来るはずです。
購入してきた熱帯魚はOK、バクテリアの発生も切に望むのにスネールやプラナリア、ヒドラその他の水棲昆虫の発生は許せないと思うのはアクアリストなら当然の心理かもしれませんが、よくよく考えてみると完全な人間の身勝手であるわけですね。
娘さんにはそういった生き物を気持ち悪がるのではなく
- そういった生き物が居ることが水が澄んでいる証であること。
- 都会の川やドブにはそういった生き物は居ませんが、その方がずっと恐いし危険だし悲しいのだということ。
- また、人間を含めてあらゆる生き物がそうやって密接に暮らしていること。
を説明して生命や自然について正しい理解をしてもらうように親御さんから説明されては如何でしょうか?
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