よしを’S質問箱
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Q273.自作外掛けオーバーフローの騒音について教えてください
【玉井尚治さんからの質問】
 よしをさんのホームページに書いてあったとうりの、外掛け式オーバーフローシステムを塩ビ管を加工して製作しました。昨日から運転開始しましたが完璧に作動しています。ありがとうございました。ただし問題点が一つあります。騒音です。ジャージャーゴボゴボ凄い音がします。家人は非常に機嫌が悪くなんとか静かになるように改造しないとやばい状況です。(^^;)
私のシステムは、水コップの入っている100mmの塩ビ管の中は空で、ドライタワーにはしていません。水コップから溢れた水が、落下するのが音の原因だと思うのですが、何か水が伝わって流れるような細いパイプのような物を、水コップの底に接着して、絞り管のところまで伸ばせばよいのでしょうか? それから、下部の濾過漕の水面下までオーバーフローシステムの20mmの管を伸ばしているのですが、ゴボゴボと空気の巻き込みが激しくて、二酸化炭素の流失が気になります。音の発生とも関係していると思いますが、水が空気を巻き込まずに滑らかに流れるようにしたいのですが、どうしたらよいでしょうか? よしをさんの過去の経験または良いアイデアがありましたら、ぜひ教えてください。

A273.オーバーフローの消音
私もあの設備を考えたときに騒音については一番頭を使いました。
騒音が出るところは2カ所ですので、個別に消音を考えましょう。

まず第一は水位調節用のカップから水があふれ出るところです。
お察しの通り何も対策しなければ水があふれ出てこぼれる音がするでしょう。
そういう事も考えて私はタワーの中にドライ濾材を入れました。
ドライ濾過と消音の一石二鳥を考えたわけです。
ドライ濾材は樹脂で出来た大きなボールで細かいヒダが沢山有りますので水がこぼれる音を吸収しますし、以降はその濾材に伝わって水が流れますのでほとんど音がしません。
出来れば同様にドライ濾材を入れる事をお勧めしますが、そうでない場合は水位調節カップの外側に包帯等を巻き付けてその先端を延ばしてこぼれた水を受ける管の底まで延ばせば良いでしょう。
水が何かに伝って流れるようにするわけです。
そしてもう一つはオーバーフロー管の上部をふさぐ事です。
うちでは消音と冬場の冷え込み防止のためオーバーフロー管の上部を硬質発泡スチロールでフタをしてあります。

次に音が出る部分ですが、それは水が濾過槽に落ちる部分です。
現在は濾過槽の水の下までパイプを繋がれているようですが、その方が音が大きくなるように思います。
私はこの部分でも水が静かに落ちるようにということも考えて、この部分にもドライ濾材を設置し、その上にマットを置いて落ちてくる水をそこで受けるようにしています。
そして、ここでも同様に硬質発泡スチロールで作った覆いフタで音が外に漏れないようにしています。

個人的には水が流れる音というのは嫌いではないので元々気にならないタチなのですが、この方法で消音出来るようにした結果、オーバーフローの音はほとんど気にならない状態です。

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