Ｑ２４４．掃除の仕方について教えて下さい

【匿名希望さんからの質問】
教えてほしい事は、水槽の掃除の仕方についてですが、現在９０ｃｍ水槽で小型熱帯魚を約１００ピキほど飼っていますが、この水槽に水草水槽のように水草をたくさん入れたいのですが、その時の掃除の仕方が解りません。

ペットショップの水草水槽で魚を入れれるだけ入れている状態も見ないのですが、普通はそういう事をしないのですか？

それでも あえて水草、魚とも入れれるだけ入れた場合の、水槽の掃除の仕方を教えて下さい。

それと水草水槽でプレコ，コリドラス系の魚を入れている光景も見ないのですが入れる事は、出来ないのですか？
（ 残りエサ掃除の為に入れれるなら入れておきたいのですが ）

どうか教えて下さい。

Ａ２４４．水草水槽と水槽の汚れ

水草水槽では水草にコケが付いてしまうことがもっとも有ってはならないことです。
水草を育成しているわけですから、それにコケが付いてダメになってしまうのは、魚を飼育していてその魚が病気になって死んでしまうことに匹敵します。

水草水槽でなくとも水槽にはコケが生えるし、コケがない方が良いことには変わりないのですが、水草水槽でない場合はコケが発生すれば掃除をすればコケを取り除くことが出来ますし、水槽内でコケが付いたものは取り出してタワシでゴシゴシこすれば良いですが、水草の葉に付いたコケは取り出してゴシゴシするわけにはいきません。

というわけで、水草水槽ではそのほかの水槽の場合よりもコケをどのようにして発生させないかということが問題になってくるわけです。
そういた場合、限られた水量の中で多くの魚を飼育している状態では魚の排泄物や餌、及び餌の食べ残しが多くなってしまうので、どうしても苔が発生しやすくなります。
必然的に、水草水槽にするには飼育する魚の数が非常に少なく制限されてしまうのです。

水草水槽の掃除の仕方ですが、通常はガラス面の苔を三角定規で削り取り、その後１／３〜１／２の水換えを行います。
水草が長く生長した時には水草の散髪ともいえる「トリミング」ということをするのですが、そういったときに水草を抜くなら水草を抜いたエリアの底床に貯まったゴミや汚れをホースで掃除する場合もあります。
基本的には丸洗い的な掃除は一切出来ません。

水草水槽でのコリドラスやプレコの飼育ですが、水草水槽では魚が少ないため食べ残しが出るほど餌を与えないのが普通です、また苔取り用のヤマトヌマエビなどを飼育している事が多く、底もの用の餌もそういったエビ達が奪ってしまう事が多いです。
したがってそれらの魚種を水草水槽で飼育する場合餌が足りなく餓死してしまうことが多いためあまり向いていないと言って良いでしょう。
（水草水槽でコリドラスを飼育している事も少なくないですが、やせ細ったコリドラスを見ていると可愛そうに思います）

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