よしを’S質問箱
- Q230.かもにされてるでしょうか?
- 【うたこさんからの質問】
はじめまして。うたこと申します。
以前にも質問されていた方がありましたが、小型水槽のことで、教えていただきたいと思います。とても難しいということは、わかりましたが、ひとことでいうと、「こんな水槽ではむりなのでしょうか?」ということになるかと思います。
最近、だんだんと、お店の「かも」になってるかも・・・というきもちがしてきました。
1年半ほど前にわたしが購入したのは、「デスクボーイ」という名前の、細長い小型水槽なのです。60×18×18センチ、という大きさです。
今ならわかるのですが、とんでもない大きさです。もうこれだけで、答えは出てしまうかもしれませんが、いちおう、わかる範囲でデータを書きます。
- 設置して1年半から2年の間になると思います。
- 底面フィルター
- 蛍光灯は、18wが1本。1日10時間程度。
- 土はセラミックのものを、ところにより、4〜8センチくらいの厚さで敷いてあります。
- 水換えと床土の掃除は2週間に3回くらいです。
- CO2の添加、とかいうものが必要なのかと思い、拡散筒と缶入りの二酸化炭素を使ってみています。水槽が浅いので、プラスチックの筒を切って使いました。このようなもので、効果があるのか、じつは、不信感を抱いています。
- 一度、肥料を添加したことがありますが、水の汚れが目立ったので、やめました。
今入れているのは、水草(ナナ、ミクロソリウム、松ナントカ(すみません)、その他)と、ビーシュリンプ5匹(4匹)です。
コケにはあまり(ほとんど)悩まされていません。
困っていることは、つぎのようなことです。
- けさ、えびが1匹しんでました。(3か月にしかなりません)
- ナナは、水槽を買った時に入れたものが、増殖していますが、その他の、簡単、と言われる類 いの有茎類(?)は、3か月ほどでだいたい黄色くなって枯れてしまいます。(今入れている水草のうち、ナナ以外は、まだ3週間ほどしかたっていません。)
それで、蛍光灯を1本増設しようかと思い、熱帯魚用、のようなタイプ(ビオルックス)を買ってみました。蓋部分の接続をいじるのは、自分には無理だと思ったので、別に、ケース型の器具を使おうと思いましたが、まだ設置はしていません。
- そろそろ底面フィルターのおそうじ(1年に1回くらいしかできません)をしたいのですが、ナナがよく根を張っているので、引き抜く勇気が出ません。そうするべきなのでしょうか?
ここで使える、底面フィルターに代わる方法などあるのでしょうか。
- しかし、床土のゴミがとても気になるので、いっそのこと、床土をぜんぶ取り去ってしまおうかとすら思うくらいです。
えびについては、先週1週間ほど、徹夜続きなど、不規則な生活をしていたため、えびのおせわが、不十分になっていたかもしれません。
しかし、もっと根本的な問題があるのではないかとも考えて、どうしたらよいのか、混乱しています。しろうとなので、記述にあいまいな点もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
つけたしです
ちなみに、このような水槽を購入した理由は、友人に「ベタ」をもらってしまったことです。こんなことをかくと、もうやめろ!と、怒られてしまうかもしれませんが、わたしは死んだ魚がだいきらいなんです。ごきぶりよりもだめです。生きて泳いでいるのは、すきなのですが。それで、死んでは困るので、必死でお世話をしました。春にもらって、冬になってもまだげんきだったので、ちょっと設備が必要かな、と思い、購入したわけです。
家族の反対もあり、また、他にもっと熱帯魚を飼おうとは考えていなかったので、このような小さなものを買ってしまいました。
ところが、年度末、大学の論文に追われてあたふたとしてしまい、お世話がおろそかになったためか、このベタが死んでしまったのです。いまでも、わたしの冷凍庫には、えさを食べなくなったベタにあげようと買った「冷凍赤虫」がはいってます・・・(つい、捨てるのをわすれてしまいます)
その後、何か月かは、水草しかいない水槽になっていました。
- A230.小さい水槽の管理
- ご存じの通り、小さい水槽というのは水質の安定と濾過の安定が難しく、維持して行くには色々な知識や技術が必要です。
なるべく少な目の魚で、こまめな換水を行うというのが基本的な維持の仕方になるでしょう。
小さい水槽は濾過についても特殊だったり能力が低かったりするので、定期的なメンテナンスなどは気を付けて行うべきです。
今回のケースも底面濾過を採用されているセットのようですが、底面濾過の場合底床が濾材となりますので汚れが貯まりすぎて濾過が機能しなくなる前にきちんと掃除する必要があります。
ナナは底床に植わっている必要はありませんし、調子がいい状態なら抜いたり植え替えられたりしてもびくともしない草なので掃除のために引き抜いても大丈夫です。
どういう仕組みになっているのか実際の物を見ないと分かりませんが、通常の底面フィルターの場合は底床が濾材になっていますので、底床を無くすことは濾過装置から濾材を取り払うことになりますので出来ません。
もし濾過を強化するなら外掛け式の装置(アクアテロリストのコーナーのアクアリウム用品使用レポートで紹介しているテトラワンタッチフィルター(45cm用)等)などが適していると思います。
ただし、水槽自体の高さが無いので使える装置がかなり限定されたり設置の仕方を工夫しなければならないでしょうが、装置自体の構造や大きさをよくチェックして使える物を探して下さい。
濾過部分以外の設備を強化するならやはり蛍光灯でしょう。
しかし、育てる草の量や質に合わせて強化する必要があるので、まずはその水槽で上手く育てられる水草を探してからの方が良いでしょう。
光だけを闇雲に強化しても苔が増えたりするだけですので・・・
特に水槽の水深が無いので有茎草の育成はまず向かないでしょう。
有茎草以外でレイアウトを作るなら基本的にはCO2は不要ですし、光もそれほど必要としません。
現在のスプレー缶式CO2は効果が無く邪魔なだけですから取り払って押入にでもしまっておきましょう。
死んだ魚を見るのが嫌だという理由であっても、魚を死なせないように一生懸命飼育しようとする気持ちが有れば立派なものです。
これからも魚が死なないように頑張って水槽の管理をして下さい。
よしを’s質問箱トップへ
よしを’sホームページへ