よしを’S質問箱
- Q221.ドクダミの薬効は?
- 【武さんからの質問】
よしをさん、はじめまして。
よく薬草のドクダミが水草として扱われることがありますが、魚に対する薬効はいかがなものなのでしょうか。
ある山野草の本には「その抗菌性はサルファ剤よりも強力」などと書いてあったのですが、本当なら濾過バクテリアにも影響ありそうな気もします。
魚の健康のために入れたつもりがバクテリアも全滅では洒落になりませんし、実際の処どうなんでしょうか?
あと、私の経験上、観葉植物のポトスを水槽に挿しておくと黒ゴケが出にくくなるような気がするのですが(緑ゴケは若干出る)、何か根拠はあるのでしょうか。それともただの偶然でしょうか。
- A221.ドクダミですか・・
- 申し訳ありませんが、ドクダミの効能や副作用については全く知識が有りません。
水槽にポトスというのは、根や茎の部分を水槽水に浸けて葉を水槽から外に出しておくという入れ方ですよね?
ご存じのように水槽内では好気性バクテリアの働きでアンモニアが硝酸塩まで分解され水が濾過されています。
ここで出来上がった硝酸塩は一部が水草によって吸収されるもののそのほとんどは換水によって水槽から外に出すのが一般的な方法です。(嫌気性濾過や脱窒という方法でそれ自体を濾過してしまおうという方法はあります)
ところが気中の植物は根からの養分吸収で水中の植物の数倍の硝酸塩を吸収するという特性があるようです。
従ってポトスを入れるとコケが少なくなったというのは硝酸塩濃度が下がったためコケが出にくくなったと考えられます。
ポトス有りの時と無しの時でそれぞれ硝酸塩濃度を測定すればその因果関係がはっきりするでしょう。
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