よしを’S質問箱
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Q197.オーバーフロー等について
【Feverさんからの質問】
知っている人にはくだらない質問になってしまいますが、どうしても疑問が取れないので教えてください。

よくあるオーバーフロー方式や、ドライタワー、集中ろ過方式の仕組みが分からないんですよ。
何となくは、分かっているんですけど、聞かぬは一生の恥と思い思い切って質問したいと思います。
よろしくお願いします。

A197.濾過方法色々
まずオーバーフローについてですが、これは言葉の通りです。
日本語に直すと”あふれ出る”とか”こぼれ落ちる”といったところでしょうか?

オーバーフロー濾過は濾過槽と呼ばれる水槽と同じ様な容器と魚を飼育するための(本)水槽
をセットで使います。
オーバーフロー濾過を行う水槽は水槽の側面や背面が一部分低くなっているところが有ってそこから水があふれ出し濾過槽へと水を送り込むパイプにつながっていたりします。
また、水槽の底に加工がしてあり、水槽の中に煙突のとうな部分があり、その煙突より水位が上がった分がパイプの中に流れ込むようになっています。

とくことで、外掛け式の場合を除いてオーバーフロー濾過を行うためには特別な水槽を使うことになります。

集中濾過というのは、先のオーバーフロー濾過のやり方の発展系で一番上の水槽からあふれ出た水を2番目の水槽で受け止めます、そして2番目の水槽であふれ出た水を濾過槽に送ります。
そうすれば2個の水槽を1個の濾過槽で濾過出来るようになります。
さらに横に有る別な水槽からの水も同じ濾過槽に送り込めば10や20の水槽を一つの濾過槽で濾過を行うという事が可能になります。

アクアリウムショップなどでは設備投資などを含めて効率よく濾過を行うためにこういった方法をとる場合が多いようです。
もちろん同じ濾過槽から水を送られる全ての水槽が同じ水質になりますので、水質が同じで良い種類の魚だけを同じ濾過槽で集中濾過する事が出来ます。

ただし、病気が発生した場合は全ての水槽に病気が感染する恐れがあるので、集中濾過を行う場合もあまり多くの水槽をまとめないようにしたほうが良いようです。

ドライタワーというのはドライ濾過用の濾材を詰めた円筒形の筒の中に水を滝のように流してそこで濾過させようと言う物です。
濾材は常に空気に触れており硝化のために必要な酸素が常に取り入れられる形となるため濾過能力が高くなると言うのがその理論で、最近では海水水槽やディスカス水槽などでよく使われる方法です。

基本的にはドライタワーはオーバーフロー式濾過の一部分としてそういった経路を造って使われるのが普通です。


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