よしを’S質問箱
- Q184.苔と床面フィルター
- 【KAZUさんからの質問】
いつも読ませていただいています。大変、勉強になり、感謝しています。
さて、熱帯魚の飼育を小型水槽で始めて、約1年。今年から水草をはじめたいと思い、水槽も60センチの規格ものに変えました。、よしお氏の意見を参考に、照明は18w×4、エーハイム2213、CO2は便利だなと思い、ニッ〇ーの電器式のものを使っています。
さらに、いろいろ言っても、やはり水の濾過が何よりも優先すると考え、床面濾過も同時におこなっています。よしお氏の意見では、水草の場合、床は、吸い込み式も吹き上げ式もデメリットがあり、ラインヒーターがいいとの意見でしたが、ちょっと試してみたいことがあり、あえて床面の吸い込み式をしています。
砂は大磯砂で以前の小型水槽で使っていたものに新しい砂を足して、夜間のエアレーションの力で床面濾過を行っています。
つまり、24時間2213で、夜間の16時間は床面濾過とエアレーションが加わるというカタチです。水中ポンプとは違い、エアレーションのパワーなら、床下にほどよい水流ができ、確かに、水草の根の問題や砂の掃除の問題はあるとしても、ダブル濾過のほうが水槽維持には大切だと考えたからです。
こうして約二ヶ月たちましたが、茶色の苔がなかなかなくなりません。水はチェックしても問題ない状態になっています。
ある雑誌で、外部フィルターは汚れを水槽内に残さないが、床面フィルターでは、汚れが水槽内「砂の中」に残ってしまう、これが実は苔の大きな原因と書いてあり、この方法が間違っているのではと疑問が湧いてきました。
なお、水草は有茎系を中心に床面のほぼ50パーセント、熱帯魚はカージナルテトラ4匹とコリドラス1匹だけです。
大変、長くなってしまいましたが、ご意見、ご教示よろしくお願いします。
- A184.底面フィルターと水草
- お考えの方式で特に問題となるような所は見あたりません。
底面吸い込みの場合は底床に汚れが蓄積されますから、それを定期的に掃除してやる必要があります。
底面フィルターを使っていなくても底床の掃除は行いますが、底面フィルターを使っている場合は分割してでも必ず全面を掃除しなければならない(底面を使っていない場合は有茎のエリアは掃除するがエキノのまわりは掃除しないといった使い分けが出来る)、またその掃除を行うタイミングも良く見極める必要がある、という特性がありますので初心者には余計なハードルが増すという考えから私は勧めしていないだけです。
それとは引き替えに、底床の立ち上がりが早い、設備が比較的簡単といったメリットも有ります。
それなりの特性を良く理解して使う分には問題のある方法ではないです。
茶色の苔は立ち上げ初期に出る苔で、その水槽がまだ安定していないサインだと思います。
しばらくそのまま維持すれば消えるでしょう。
オトシンを入れると良く食べてくれます。
底面フィルターと苔の関係は気にすることは無いと思います。
定期的な底床掃除や底床肥料を使わない維持方法など、底面フィルターを使っているときの特有のメンテナンス方法を理解してきちんと管理していれば問題とはならないはずです。
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