よしを’S質問箱
- Q181.緊急で教えてください
- 【masupyonさんからの質問】
じつは緊急でご質問したいことがありメールしました。
私は1ヶ月前に90センチ水槽を立ち上げたばかりの初心者なのですが、実は、ここ1週間の間に病気が発生しています。1週間前にネオン一匹が目玉を飛び出した状態で死んでいるのが始まりだったのですが、その翌日ネオンドワーフレインボーとラミノーズに白点病らしき兆候、そのまた翌日、前夜まで元気だったネオン3匹、ラミノーズ2匹、そして2ヶ月前から以前の水槽で生き延びてきたロージーテトラも死んでいるんです。
いずれもかなり大きな魚で、私の水槽の中ではむしろ体力のあるものばかりです。
死骸はどれも内蔵が破裂している(内蔵が飛び出している)、目の玉が飛び出しているといった特徴があります。それから今日まで「これはもしやエロモナスという病気かな」とイヤな予感が見事?に的中し、ネオン、ラミノーズ、バルブ、果ては大きなグラミーまで50匹以上もの魚たちがたて続いて死んでしまいました。
原因は、水草の肥料として使用したテトライニシャルスティックが外部フィルターを詰まらせていた(水槽セット時に床材に沈めるものなのですが、水草の根本にばらまいたのが失敗でした。フィルター内は泥水状態でした。)ためで、一昨日外部フィルターを清掃してみたのですが、やはりここ2日も15匹程度次から次へと死んでいきます。
水槽の中には一面の水草とちょっと多いとは感じながらもカラシン、バルブ、グラミー、コリドラスといった魚が当初150匹程度(現在は80匹程度)入れていました。
水草のことを考慮すると安易に薬の投入はできません。かといってこのままでは残る80匹も全滅か・・・・と心配です。
まだ水も完全に出来上がっていない状態なのでこういうことも当然あることだとは聞いていますが、このまま強いものが残り病気も自然消滅していくものでしょうか?
もし何かアドバイスいただければ幸いです。
- A181.水質をチェックしましょう。
- う〜ん、かなり悲惨な状況ですね・・
まず初めに、魚は入れすぎです。
確かにショップの水槽や一部のアクアリストの水槽でそのぐらいの過密飼育をする事もありますが、もしやるとしても水槽設置から半年程度経過して水槽が安定してからにしましょう。
もちろん過密飼育する前には水槽の管理をきちんと出来る知識と技術を身につけておくのは最低限の事です。
状況から判断するとたぶん現在は濾過が機能していないと思われます。
危険な状態ですから亜硝酸と出来ればアンモニアの濃度を検査出来る試薬を購入し、水質が安定するまで毎日チェックして下さい。
亜硝酸、アンモニアどちらかの濃度が危険な値(試薬の取り説に書かれています)を示したなら毎日でもその濃度が適度に下がる量の水量で換水して下さい。
大きな問題が無い限り現在はフィルターをさわったりしない方が良いです。
また慌ててバクテリアの素などを手当たり次第に入れるような人も居ますが、そういったこともしない方が良いです。
薬を使っても良いですが、他に濾過が安定している水槽が無いのであれば、一時的に病気が治ったとしても同じ事の繰り返しですので現在の90cm水槽をなるべく早く濾過が機能するようにすることが一番の近道と考えます。
たぶん、かなりの数の魚が死んでしまうでしょう。
それは覚悟したほうが良いです。
もし、今新規で90cmか120cm水槽を1つ用意出来るなら、それを用意して半数の魚を分け過密状態を緩和する事が可能なら犠牲になる魚も幾分減ると思います。
取り敢えず濾過のことについては「よしを’s濾過話」を読んで理解しておいて下さい。
それから自然界を比較して考えると自然界(池や川など)の水量と魚の数の比率を単純に水槽に適用したなら120cm水槽にネオンテトラが1匹かそれ以下の比率になるはずです。
90cm水槽にネオンテトラ10匹を入れただけでも自然界に比べれば異常なほどの過密飼育と成っているのが事実です(それをアクアリウムの世界で過密飼育しているとは決して言いませんが・・)そういったことを念頭に置いて水質を管理し、飼育したい魚が有っても自分の水槽の環境を考えるように心がけましょう。
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