よしを’S質問箱
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Q136.メイン濾過材について
【ちゅんぱいさんからの質問】
外部フィルターのメイン濾過材に、10年間位ずっとおなじゼオライトを使用しているのですが、問題ないのでしょうか? 
ちなみに硝酸塩濃度を測定すると非常に低い値なので、濾過自体は上手くいっているようなのですが。90センチにはエーハイム2213+2217、60センチ(奥行45)にはエーハイム2213を使っています。おまけに使い古しの活性炭も入っていたりします。
コケは黒房藻の勢いが強い以外は問題無しです(これが一番悩みの種なんですが・・・)
A136.吸着系濾材
ゼオライトも活性炭も吸着系の濾材ですので、その本来の機能は使いだしてから2週間程度で終わってしまいます。
ただバクテリアが住み着いて生物濾過を行うというのは結構どういった素材を濾材として使用していても行われるので、そういった意味ではゼオライトや活性炭に住み着いたバクテリアによって生物濾過が行われるでしょうから、使っていて問題になると言うことは有りません。

ただ通常の生物濾過の性能はバクテリアが住み着くことのできる表面積が大きければ大きいだけ良いとされていますので、そういう意味では生物濾過のことを第一に考えて表面積を大きくした通常の濾材と、ゼオライトや活性炭を比べると性能は低いと言えるでしょう。

そういった意味で私は濾過器に入れるなら活性炭やゼオライトよりも通常の濾材をと勧めている訳です。

ただ現在それらを使っていて濾過が機能しているならあえて取り替える必要は無いと思います。
次回濾過装置のメンテナンスをするときに半分ずつでも通常の濾材に交換されればいいでしょう。

ただゼオライトを使用している濾過器の水槽には魚病薬の投入はしない方が良いです。
魚病薬の多くに含まれる塩分が逆イオン交換をさせることになり、これまで吸着していたイオン物質を水槽にばらまくことになりますので。

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