よしを’S質問箱
- Q121.購入時の薬浴について
- 【匿名希望さんからの質問】
はじめまして。以前グッピーを追加購入したおりに病気を持ち込んでしまい全滅させてしまった苦い経験があります。
そのときには肉眼ではわかりませんでした。
今回カージナルテトラの水槽にカラシンの類を追加購入したいのですが、予防的に薬浴させたいと思っております。
このようなばあいにいかなる薬品をどのくらいの期間使用すると効果的でしょうか。
よろしければ回答お願い致します。
- A121.常備している魚病薬でOK
- 予防のための薬浴なら過去に魚病が発生してその治療のために購入した魚病薬があれば、そういった物を使えばOKです。
もし全く魚病薬を持っていないのであれば細菌症や感染症に効果がある一般的な魚病薬を購入すれば良いでしょう。
うちではグリーンFゴールドをよく使います。
AquaClinicの方に魚病薬一覧もありますので、それを参考にして将来魚病が発生したときのための常備薬になるような物を選んで買っておけば良いでしょう。
いずれにしても冷暗所に保存した使用期限の切れていない物を使います。
予防的に薬浴するのなら規定量の1/4〜1/3程度の濃度で使います。
予備の水槽やバケツに塩素中和した水、または水槽の水を入れ濃度を考えて魚病薬を投入します。
エアレーションとヒーター(夏期以外は必要)を設置し、ショップから買ってきた魚を温度あわせして入れます。
魚病薬の多くはpHが変動しますから、デリケートな魚を入れる場合は、薬浴槽に入れるときもショップの袋に入っていた水から薬浴槽の水に徐々に慣らしながら入れた方が良いでしょう。
具体的には小さなプラケースや小さ目のバケツにショップから買ってきた袋の水のまま魚を移して、それを用意した薬浴水槽に浮かべます。
しばらくして浮かべた方の水の温度が薬浴水槽の温度と同じになったら、薬浴水槽に準備した薬入りの水を容器ですくいながら浮かべたプラケース(又は小さめのバケツ)にショップの水と同量程度まで入れます。
30分から1時間程度経過したら浮かべた方のプラケース(又は小さめのバケツ)の水1/2を捨てます。そしてまた薬浴水槽の薬入りの水を先ほどと同量程度プラケース(又は小さめのバケツ)に入れます。
そして30分から1時間程度経過したらプラケースから魚を網ですくって薬浴水槽の中に静かに入れます。
このときショップから袋に入ってきた水は薬浴水槽には入れないように、プラケースから魚だけを網ですくって入れた方が良いでしょう。
この様な手順で魚をこれから入れようとする水槽の水に慣れさせることを「水あわせ」と言います。
薬浴水槽に魚が入ったらそのまま一晩〜1日程度薬浴させます。
この間は魚も落ち着いておらず餌は食べませんから餌は与えません。
小さな薬浴用の容器に沢山の魚を入れたりしない限り水もすぐには汚れませんから濾過も特に必要有りません。
一晩〜1日経過したら、薬浴水槽に入れるためにした水あわせと同様のやり方で本水槽の水に慣れさせてから、本水槽に魚を移せばそれで完了です。
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