よしを’S質問箱
- Q106.小型の魚が死ぬということ
- 【ひっささんからの質問】
7月から新たに立ち上げた90cmの水草水槽も、グロッソスの藻に悩まされてはいるものの、いよいよ希望の魚が泳ぎ出すこととなりました。魚は、群泳にあこがれていたため、グリーンネオンとアクセント的にラミーノーズを入れました。グリーンネオンを最初20匹入れ、その1週間後にさらに20匹とラミーノーズを10匹投入しました。これで計50匹ですが、2週間で、このうちのグリーンネオンが10匹ほどとラミーノーズが2匹死んでいきました。
もちろんこれらは翌日1度に死んだわけではなく、2週間かけてぱらぱらと死んでいったわけです。グリーンネオンは個体が大変小さく、shopまでの輸送時の影響をよくうけ、shopでもかなりの数、入荷後すぐに死んだりすることもあるそうです。そのリスクもあるため、結構いい値がついているみたいですが。もちろん個体そのものの美しいさもあるでしょう。
それは、まぁいいとして、普通、カラシンのなかでもレッドテトラやグリーンネオンといった比較的小型の類は、輸送の影響、換え水の時の影響等を受けやすいのでしょうか?またそれらがストレスとなり、死んだりもするのでしょうか?
例えば、90cmなり120cmの水槽に100匹入れたとします。翌日100匹すべてとは言わず、半分が死んでいれば、やはり水質等の影響を疑うべきでしょうね。それで私も含め皆さんが慌ててよしをさんに質問をするわけです。しかし、1ヶ月で10匹とか1週間に3匹ずつとかだとどうなのでしょうか?もちろん週に3匹ずつ全滅するまでたど、それはそれで水質等を疑わなくてはなりません。でも当初の投入量の1割から2割が死に、それで落ち着いているとかだと、どうなのでしょうか?それは、普通のことなのでしょうか?人と同じように魚でも、早く死んだり長生きしたりがあっておかしくありませんからね。
あくまでも私の質問は小型のカラシンが数多くいる場合の話です。
もしよろしければ、考えをお聞かせいただけると幸いです。
よろしくお願いします。
- A106.導入初期は病気の持ち込みに注意
- 小型カラシンは昔は非常に弱くパイロットフィッシュには向かないと言われたものですが、どうやら販売目的で養殖されるようになって長らく経つのでその間に品種が改良されたのか、最近手に入る(特に10匹千円以下で入手できるような)種類の小型カラシンは非常に丈夫になっています。
水槽の水質、水草を初めとする水槽に入っている物の構成、同居する魚等色々な要因があるので一概には言えませんが、感覚的に判断するとそれらの条件が悪くなければ購入してきた魚の9割以上が順調に育つのが普通ではないかと思います。
導入直後の魚の死亡というのは自宅の水槽の水質が合わなかったり、水質が悪かったりするのが原因である場合もありますが、多くの場合は自宅に来る前に何らかの問題を抱えていてそれが死亡の原因になっているケースが多いように思います。
やはり魚の購入はショップ選びがポイントではないかと思います。
薄利多売の量販店などでは木曜頃に入荷したネオンテトラが土曜と日曜の間に全て売れてしまうような所もあるようです。
そういったお店が必ず状態が悪いとは言い切れませんが、輸送などでストレスを受けたり体力的に弱っていたいして、家に帰ってから死んでしまうようなケースもあるようです。
またショップに入荷してすぐは病気を持っている場合も少なくなく、回転の速い量販店ではショップ側もそれに気付かず(というかそういった症状が表面化する前に売ってしまおうという営業の仕方をしている)購入してきた魚が病気を持っていたというケースも有るようです。
信頼できるきちんとしたショップなら入荷後はすぐに販売しないとか、魚の状態をきちんとチェックして病気の可能性があればトリートメントなどの対処をした後でなければ販売しないのが普通ですから、まずはそういった信頼できるショップから購入するのが購入直後の魚の死亡を減少させる一番の方法でしょう。
あとは、病気を持ち込んで既に水槽に居る先住者に病気をうつしてしまわないためにも、購入後に直接水槽に入れず、通常の魚病薬を規定量の1/4程度の濃度の水で12〜48時間程度薬浴させて、その後水あわせをして水槽に入れるという手順を踏めば、さらに自己防衛出来ると思います。
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