よしを’S質問箱
分類 @@#アクア一般#@@
Q92.pH下げたいんですけど
【ちのさんからの質問】
私の60センチ水槽なんですが、pHが7以下に落ちません。ドイツラムのためにpHを7以下に落としたいのですが、ろ過層にピートを入れて、ピートろ過したpH6位の水で換水しても一時的に6.7とかに落ちますがすぐに7とか7.4とかに上がってしまいます。

エーハイム2426、サブスト、シポラックス2リットル、ピート底砂大磯(2年くらい使ってます)流木にミクロウィンデロブ、モス、グロッソ植えたて、パールグラスみんなあわぶくぶくです。
4灯でパレングラス1滴、9時間、総高度1dh、炭酸塩2dh、その他亜硝酸などは良好です。

私の考えでは大磯とシポラックスが原因かと思うのですが、2年くらいの大磯ではまだ駄目でしょうか。ソイルなどに換えてしまえばいいのでしょうが、よしおさんに洗脳されたのかこのまま大磯で行きたいと思ってるんですが。

もう一つシポラックスですが、4ヶ月位まえにやはり洗脳されたのか、2リットル突っ込みました。後からpHに影響があることを知ったので案の定8位まで上がってしまいました。これも4ヶ月位ではまだまだ塩が出てpHを上げてしまうんでしょうか。
前処理なしでシポを使った場合、どれくらいで影響が無くなるんでしょう。

どうか宜しくお願いします。
A92.一番怪しいのはシポラックス
pHが下がりにくいとのことですが、一番疑わしいのはシポラックスの使用初期に起きるそれだと思います。
シポラックスが原因であればもうしばらくするとその現象は薄くなって行くと思います、早くシポラックスの影響を除去するためにもあと2ヶ月ぐらいは少し換水頻度を上げてメンテナンスするのも良いと思います。

もし、さらに2ヶ月経っても現象が変わらないようならシポラックス以外の原因であると思われますが、お伺いしている環境からは(KHも高いわけではなく)pHが高めになる原因は不明です。

CO2の添加量を増やしてpHを下げてしまうのが一番簡単な方法ですが、現在の溶存CO2濃度が満足している量であるならば、むやみにCO2添加量を増やすというのも有茎の間延びや光とのバランスが変わるための副作用も予想され、CO2の添加量を増やしたために他の部分を調整しなければいけなくなります。
そのへんの事も十分に理解して行うなら、現状の環境でCO2の添加量を増やし、それに伴ってその他の部分(光の量、トリミングの周期など)を増やしたCO2に合わせて微調整していくのが、一番確実な方法ではないかと思います。

あと、pHの測定はどうやってされているのでしょうか?
試験紙や試験薬だと値の違いがなかなか判別しにくかったりしますし、試験紙や試験薬だと製造されてから期間が経ちすぎている場合正確な反応をしない場合も有るようです。
電子式の測定器の場合はこまめに校正しなければ正しい測定ができないし、これもセンサー部(プローブ)が古くなって傷んでいると正しく測定できないみたいです。

古い電子式測定器を使っていて、たまたま試験薬を使って測定したらいままで自分が認識していたpHと全く違う値でビックリしたという話もよく聞きますので、あまりに疑わしい場合は複数の試薬や方法で測定してつきあわせてみるのも良いでしょう。


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