よしを’S質問箱
- Q84.夏季での光合成について
- 【フィッシャーさんからの質問】
おそれていた夏になり、水温が30度を超える日が続き出してから水草からの気泡が止まりました。(目視できるレベルで)換水やファンをまわしたりして、水温を下げています(平均で29度から28度でしょうか)
夏も終わりに近づいてきて水温は常時28度くらいに落ち着いていますが、気泡を目視できるレベルまで光合成しません。
初夏のころは、今と同じ水温でも気泡が出ていました。CO2の添加や照明は同じ環境にしています。
(40wでCO2は数秒に1滴)
高温が続くと夏眠状態になるそうですが、まだこの状態から脱していないのでしょうか。
関連したことですが、高温の状態のときには照度も強くしてあげると光合成は盛んになるという話をききましたが、どうでしょうか。
水槽デ−タ
60センチ(H45)
エーハイム2213
20w×4
CO2 ジャレコ 減圧式
水草 ミクロソリウム
ラージリーフハイグロ
ハイグロフィラ
ウオーターウイステリア
エキノドルステネルス
魚 ネオンテトラ 3
グローライトテトラ 5
オトシンクルス 5
- A84.水草も夏ばて
- 夏場は水槽にとって非常に過酷な季節です。
温度上昇により濾過バクテリアは弱りますし、水温が上がればアンモニアがアンモニュームイオンに変化して無毒化される割合も減ります。
底床中の土壌バクテリアの活動も同様に低下しますし、それによって水草の根の活動も低下します。
この様な状況が1〜2ヶ月続いた状態では水温が落ち着いてもすぐには以前のような状況にならなくても不思議ではありません。
人間様でも夏ばてを経験すると夏の終わりになって少し涼しくなってもまだ調子が今ひとつっていう人も多いのではないでしょうか?
濾過バクテリア、土壌バクテリア、水草がそれぞれ徐々に調子を回復するのにはもうしばらくかかるのではないかと思います。
水槽の夏ばてもすぐには回復できないのです。
温度が上昇すれば同じ活動レベルを維持するのにより多くの光量を必要とします。
光合成が盛んになると言うよりは活動レベルを落とさないためには光量をより多くする必要があるというふうにお考え下さい。
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