Ｑ７２．ラミレジィについて

【チョビさんからの質問】
ドワーフシクリッドのペアの行動に興味を持ち、先日、熱帯魚ショップに行って、ラミレジィのペアを一組購入しました。ところが、自宅の水槽に入れ、２、３日観察してみたのですが雄と雌の違いが判りません。ショップで購入する時に、店員さんはすぐに見分けていたみたいなのですが、、、
　
　ちなみに購入した二匹は2.５ｃｍと3.5ｃｍほどで、けっこう二匹一緒で泳いでいる事が多いです。
　あと、あまり関係ないかもしれませんが大きい方は、時々、流木や石にからだをこすり付けています

　それから、まだペアかもわからないのですが、ついでといってはなんですが、混泳水槽の中で繁殖を目指す時の注意点なども何かあるでしょうか。

Ａ７２．雌雄の見分け方他

ラミレジィの雌雄ですが、私もこの魚は飼育経験が無いのですが、おおむね次のように判別するらしいです。

• 発情時にはオスがやや強い発色をする
• 体のサイズもオスがやや大きい
• オスは背びれしりびれがとがり気味になる
• メスは丸い体型

なかなか、慣れないと見分けにくいと思います。

ショップの店員さんはそれが見分けられないと商売になりませんので、日頃から魚を眺めて訓練されているのですぐに判別が出来るのでしょう。
ただまれに店員さんも判別ミスをおかしてオス２匹とかメス２匹になるような場合もあるようです。
雄雌の判別は以上のようなポイントで行いますが東南アジアでブリードされている一部のものでは雌雄の特徴が判別しづらいものも有るようです。
特に過密な環境で飼育（繁殖）されたものは餌を大量に与える等の人間の手が入ることで、自然環境とかけ離れた環境で累代繁殖した結果雌雄が見分けづらい中世的な魚も有るようです。

混泳水槽での繁殖時のポイントは次のような感じです。

• 巣を作りやすい環境を整えてやる（石や流木や隠れがなど）
• 縄張りを持ちますので、他の縄張りを持つ魚とは別な水槽にする
• 産卵したらエビを残らず水槽から出す。
  （エビは夜間も活動し卵を守る親魚が寝ているすきに卵を食べるので。）
• 孵化後２日ほどしたら稚魚の居るところに生きたブラインシュリンプか冷ブラインシュリンプ・ベビー用をスポイドで１日３〜４回与える。
• 多く生かしたいならこの時点で稚魚だけを隔離して餌を与える。

ただあまり増えすぎてもグッピーのように一つの水槽で多くの個体を飼育するということが出来ない魚なので、増えすぎで困る場合もありますからその辺のことを初めからよく計画しておく必要が有ります。

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