よしを’S質問箱
- Q62.ラミレジーの色が薄くなってきました
- 【櫻井さんからの質問】
5月5日にドイツブリードのパピリオクロミス・ラミレジー1ペアを購入しました。
1週間経って気がついたのですが発色が薄くなってきました。
雌:特に黒色が薄い、全体(特に腹部)に白っぽい。
牡:雌ほどではないが黒色が僅かに薄い。
data
- 水槽:60cm、大型ボンベによるco2添加、20W蛍光灯*3
- 水草:多数
- グッピー、テトラ、ラスボラ、その他(全て小型魚)、およびヤマトヌマエビとの混泳です
- 餌:デトラミン、コリドラス用タブレットフード
その他
- 牡は食欲旺盛、雌は若干食が細いです。
- 購入後、2日程で仲良くなったのですが最近は餌を食べるとき以外でも牡が雌を追いかけ回していることが多いです。
- 4月、グッピーに白点病がでたので分離し薬浴後戻しました。
- 他の魚やエビは元気です。
よろしくお願いいたします。
- A62魚の体色に関わるもの
- 魚の体色に関係する物としては次のような要因が考えられます。
- 主に餌が原因のビタミンやホルモンバランスにほるもの。
- pHを初めとする水質によるもの。
- 底床を含めて水槽全体の明るさや色などによるもの。
- 巣や隠れ場所などによるもの。
- 魚本来の活動状況によるもの。
- 病気を含めた魚の体調不良によるもの。
6については説明するまでも無いと思います、5については眠っているとき等魚の活動が鈍っているときに体の色が薄くなったりする事が多いです。
眠っているときや寝起きならすぐに判断つきますが、水温が低すぎたり高すぎたりして魚の活動が鈍った場合も同様の事が考えられます。
4については知能の高い種になるほど縄張りを主張したり巣を作ったりするようになりますが、数が多かったり巣になりうる隠れ場所が無かったりした場合に、精神的な安定を欠いて体色が悪くなったりする場合も有るようです。
3については魚種により特に底床の色の違いで体色を変化させてしまう事が有ります。
魚本来の持っている保護作用で底床に近い色に変化したり落ち着きが無くなったりする場合が有ります。
2のpHを初めとする水質については言うまでも有りませんね、本来その魚種が好むpHや硬度に近いほど状態は良くなり、遠くなるほど体色も悪くなる場合が多いです。
1の餌に関わる要因が、通常飼育の場合はいちばん関係が深いと思います。
与えられている餌であるテトラミンは最も一般的な人口餌ですが、体色を美しく保ったり魚をより健康に育てるにはすこし役不足だと思います。
感覚的に例えるならテトラミンは人間で言うところの「食パン」とか「白米」程度ではないでしょうか?
やはりたまにはステーキといった様な餌も与える必要があります。
人口餌を使うならもう少しランクの高い餌を与えるのも良いかと思います。
テトラ社の製品ならディスカスフードなんかが良く使われる餌です。
人口餌は最近各社から色々なタイプの物が販売されていますから、そういった商品で餌食いが良く状態も良くなる物を見つけるのが良いかと思います。
週1回〜2回というサイクルで冷凍ブラインや冷凍ミジンコ、冷凍アカムシなどの生餌を与えるのも効果的です。
(生餌は魚種によって病気の感染源になったりする場合もあるので注意が必要です)
よしを’s質問箱トップへ
よしを’sホームページへ