よしを’S質問箱
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Q23.ヤマトヌマエビが落ちまくってます
【toshiさんからの質問】
はじめまして、よしをさんのHPいつも参考にさせていただいています。3週間前に初めて水草水槽をセットしました。ところが、それまで魚メインの水槽で元気に活躍していたヤマトヌマエビが、水草水槽へ移した後、初日に2尾が落ちあわてて夜間エアレーションしましたが、今までに計8尾も落ちてしまいました。(日中もあまり姿を見せずに、気がつくと給水口付近などに落ちています。)セット初期のためかPHが高め(朝7.2 夕7.0程)ですが、同居のオトシンクルスはパレングラスに捕獲されてしまった一匹以外は皆元気です。アドハイスをお願いします。

***水槽: 45cm規格水槽, フィルター:エーハイム2224, 濾材:トーナッツ型,多気孔タイプ(ショップオリジナル,魚水槽から移した物)+新規にスドーの生物濾過用(すいません商品名を忘 れてしまいました。スティック状のやつです),CO2:2滴/3秒 パレングラス 昼8時間, 夜間エアレーション7時間,底床:大磯砂,肥料:底床JAQNO+液肥水草活性料剤(ボトルをセットするタイプ) ***水草:アヌビアスナナ,アヌビアスパルテリー,ハイグロフィラロザネリウス,リシア,グロッソスティグマ,ミリオフィラム,Eハービッヒレッドと思われるもの(知人からのいただきもの) PS 10日程前にグロッソスティグマを入れてから、ガラスに白い小さな虫(体長2〜5mm,プラナリア?)が付着しています。見つける度に取っているのですが、何か関係があるのでしょうか?

A23.ヤマトヌマエビは水質に敏感
まず、ヤマトヌマエビは通常の魚よりも水質の変化や悪化にかなり敏感なように思います。
CO2の添加量の妥当性を見るにもヤマトヌマエビがせっせと苔を食べている動作をしていればOKという調べ方をするのは、魚よりもヤマトヌマエビの方がCO2中毒や酸欠に敏感に反応するからです。
換水するときも塩素中和していない(または不十分な)水を水槽に注ぐと魚は平然としていますが、エビは暴れます。

具体的にヤマトヌマエビが病気以外で死ぬケースというのは

  1. 濾過の異常によるアンモニア又は亜硝酸によるもの
  2. CO2過添加によるpHショック又はCO2中毒
  3. エアレーション不足による酸欠
  4. 銅や金属のサビによるもの
  5. 水質調整剤や液体肥料の過投入による中毒
が考えられます。

toshiさんの場合、伺っている内容だけで判断すると4以外の全ての疑いが有りますね。
水槽セット初期ということを考えるとセットしたときに底床にホースバンドが混入したりする事故も考えられるので4のケースもチェックしてみないと疑いは残ります。

とはいえ、私は一番可能性があるのは1だと思います。
まずは技術集にある「濾過話」をご覧になって、亜硝酸濃度をチェックし濾過について確かめられることをお勧めします。
そこで問題なければ他の可能性についてチェックしてみて下さい。

いずれにしても水槽立ち上げから3ヶ月以内は水質が変化しますし、それに伴って魚やエビの体力も低下しやすくなります、そのような状態では病気にも感染しやすくなりますから注意が必要です。

別水槽が有るようなのでとりあえずエビを含めてパイロットフィッシュ以外の魚は別な安定している水槽に移し、濾過が完全に出来上がるまで待った方が良いと思います。
またこの時期には肥料(特に水槽内に設置するアンプルタイプ)はやめた方が良いでしょう。

小さな虫とヤマトヌマエビの死亡については関係ないと思います。


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