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もし環境が許すならなるべく早い段階で少なくとも60cm水槽に変更されることをお勧めします。もし何らかの制約でこのまま45cm水槽で行かなければならないならそれなりの気合と覚悟が必要です。
で、本題です。
やはり最も望ましい対応は2211や2213の外部濾過器(1万円前後)を購入し上部濾過装置を取り外し、空いたスペースに照明を増強するという方法でしょう。追加購入する照明代を含めて2万円前後の出費でしょう。上部濾過装置は照明を置けるスペースを無くしてしまうという事の他に、CO2を発散させやすいというデメリットも有ります。
で、それが不可能な場合はどうにかして照明を強化しなければならないですね。最も簡単なのは技術集にある反射板を取り付ける対応です。しかしこれでは今回のような大幅なパワーアップには不足でしょう。
上部濾過装置にゲタをはかせて3〜5cm持ち上げ、濾過装置の底面(水面を向いている方)に蛍光灯ユニットを張り付けるという荒技も有りますが、かなり自作に自信がなければ出来ないでしょうね。
他には裸の蛍光灯をカバー等取り付けないユニットのまま水槽の上に並べるか・・・これも安全性&見た目でボツです。
どうしても上部濾過のまま光量を上げるのならば現在の蛍光灯ユニットを取り払い、水槽上部には濾過装置だけ乗るようにして残りの部分にクリップ型の電球型ランプユニットを取り付けて球をパルックボールやハロゲン球に変更して上から2〜3灯ともせば光量アップ出来ます。これなら少ないスペースから100Wでも200Wでも照明出来ます。パルックボールなら実際の消費電力(23Wで60Wの明るさと書かれている場合は23Wの方)で60〜100W程度あれば十分なように思います。ハロゲンやその他の電球の場合は消費電力に対して明るさが低いので200W程度必要でしょうか?
結局この方法であっても1万〜2万は費用が掛かりますね。
今のままの装置で安定器や部品を取り替えて光量を増やすことは不可能なので、光量を増やすためには結局この様な新しい装置を購入するしか方法は無いです。
最後に泡を見るために、ですが。
A.ナナ等の種類の草はいくらCO2を与えて明るくしても泡を出すことはまずありません、葉に付いた傷から泡が出ている事がある程度です。泡を見るには光合成活動の旺盛な有茎草(茎と葉があるタイプの草)またはリシアが向いています。また泡を見る条件ですが、草が元気である事、CO2・光・肥料がちゃんと存在すること(今の状態で肥料は足りているでしょうから肥料については考えなくて良いです)、あと大切なのは光合成する草が水槽に沢山入っていることです。
いくら元気な草が一生懸命光合成しても水槽に1本しか草が無ければ光合成で出来た酸素は人間の目に触れる前に水に溶けてしまいます。水槽中で酸素の気泡が見えるのは作成された酸素が水に溶けるスピード以上に草が酸素を放出するからで、水中の溶存酸素濃度が低ければすぐに水に溶けてしまい見ることは出来ません。
そういう作用があるため水換えを行うと溶存酸素濃度が上がり(汲み置きエアレーションをしていなければ同時に溶存二酸化炭素濃度も上がり)一斉に気泡が付いたりします。今のままで最もお金をかけないで酸素の気泡を見ることが出来るのは”換水作業をする”でしょうね・・(^^;)