河川、ため池、湿地などの淡水域で生息している食虫植物のタヌキモとミミカキグサを集めてみました。 食虫植物とはいえネペンテイスやサラセニアなどの派手な食虫植物と違い、大変地味な目立たない種です。お近くの湿地やため池に行けばもしかしたらあるかも知れません。 タヌキモは、池や沼などの浅い水域で生活をしている食虫植物です。 彼らは水中で生活していますから普通はあまり人目につきません。 タヌキモ類はお互いによく似ているものが多く写真に撮っても区別し難いのですが、中にはこんな食虫植物もいるよ、ということで.....。 ミミカキグサは、東南アジア、アフリカ、アメリカ、オーストラアなどの暖かい地方に広く分布し150種もありますが日本にはミミカキグサ、ムラサキミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、ヒメミミカキグサの4種類が湿地に自生しています。 湿地でひっそり生きているこの草は小さなものが多く花でも咲かないとどこにあるのか見つけるのに苦労します。地中に根を広げて微少生物を捕獲していますが、ガラス容器で育成しますと根の張りかたや捕虫嚢が観察できます。 (タイトルがいささかオーバーですがご容赦ください。) |