[トチカガミ科] 池沼や用水路に群生する浮葉性の多年草。葉の裏に大きな浮き袋をつけています。 非常に成長の早い草で小さな小川などは水面が見えなくなるほど群生します。水面が浮き葉で埋められると葉は押しあいへしあいながら勢いよくしっかりと水面に立ち上がってきます。 上の写真は福井県敦賀市の中池見湿原の小さな小川で撮影したものです。川面にトチカガミが盛り上がっていました。 水上葉は葉裏の浮き袋(気室)は無くなります。白い根は多数の細かい髭をつけ水中を縦横に広がり水底へ向かいます。 種子または殖芽で越冬します。殖芽は葉鞘状で東京では3月中頃には芽吹き始めます。 |
項 目 | 説 明 |
トチカガミ(別名:ドチモ、スッポンノカガミなど) | |
とち鏡 | |
単子葉植物綱トチカガミ科 | |
Hydrocharis | |
日本、朝鮮、中国大陸、東南アジア、オーストラリアなど | |
説 明 | |
湖沼などに群生する浮葉性の多年草 | |
種子または殖芽で越冬 | |
腎臓形。葉の裏に気室 | |
なし | |
楯形 | |
全縁。光沢あり | |
葉柄あり | |
水中を横走 | |
白い根が泥中を横走 | |
花茎の先に白い単性花 | |