ミズキンバイ
Ludwigia adscendens


[アカバナ科]
 漢字では水金梅と書きます。ミヤマキンバイとかシナノキンバイとか高山植物にキンバイという名前の付いたものがありますが、ミズキンバイは小型の黄色い一日花です。

 節々から白根をだしながら成長します。茎を適当に切って底土に指しておけば(挿し木?)どんどん増えます。ちょっと変わっているのは、この草は本来の根のほかに地下茎より白色 綿様の(白いうどん状の)柔らかい呼吸根(気根)を底土から出して水面に向かいます。この白い根は水面で呼吸の用を足しています。ヒョロヒョロと伸びてくる呼吸根はユーモラスです。
(写真右下)は、ミズキンバイの果実で褐色の棍棒状。全長2−3cmくらいです。春になると果実が割れたくさんの芽が出てきます。(写真右上)




分布等

項 目説  明
 和 名 
ミズキンバイ(別名:ヌマメグリ、ミズチョウジ)
 漢字名 
水金梅
 科 目 
離弁花亜綱アカバナ科
 学 名 
Ludwigia adscendens
 分 布 
日本、台湾など。




草の特徴
項 目
説  明
生育環境
池沼などに群生する抽水性の多年草。
繁殖・越冬
種子または根茎で越冬。
葉の形
倒卵形または倒披針形。
葉の先端
鈍頭。
葉の基部
くさび形。
葉の縁の形(葉縁)
全縁。
茎への葉のつき方(葉序)
互生。
 茎 
茎に匍匐性があり水中や地下を自在に横走。
白い根を多数出す。
地下茎
円柱状。浮き根(呼吸根)がある。
花のつき方(花序)
濃緑色。

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