ヒンジモ
Lemna trisulca L.

危急種−−絶滅の危機が増大している種



[ウキクサ科アオウキクサ属]
 この草は沈水性の多年草ですが、低温に強く、冬の戸外でも大きめの水鉢でしたら氷 が張っても十分越冬します。自然界では希少種だそうですが繁殖力は極めて旺盛です。
 水面下でお互いに絡み合って群を つくっています。このウキクサは形が実に面白く名前は、「品」という文字に似ているので「ヒンジモ(品字藻)」 ということです。

 花は夏期に咲くようなのですが見たことはありません。開花率はきわめて低いようです。



分布等
項 目説  明
 和 名 
ヒンジモ(別名:サンカクナ)
 漢字名 
品字藻
 科 目 
単子葉植物綱ウキクサ科
 学 名 
Lemna trisulca L.
 分 布 
日本、アジア全域、ヨーロッパ、アメリカ、
アフリカ、オーストラリア。
 その他 
絶滅危惧種



草の特徴
項 目説  明
生育環境
群落を作って沈水または浮葉性。多年草。
繁殖・越冬
草体の両側から分芽し増殖
葉の形
三角状広披針形
葉の先端
鈍頭
地下茎
根はほとんど出さない。まれに細い糸状の白根を出す。
花 序
仏炎ほうの中に白花
葉の色
淡黄緑色
その他
増殖速度は速く丸い固まりになる。




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