よしを’S質問箱(Deep編)
分類 @@#アクア一般#@@
Q1022.aqua LABOでの水草の育て方について
【sakiさんからの質問】
はじめましてこんにちわ。
趣旨が若干異なるかもしれませんが新しい話題といえば新しいかとと思い(私が古いだけかもしれません)質問させて頂いております。

先日友人から
aqua LABO なる円筒型(5cm*15cm)の瓶(蓋つき)を頂きました。
中には アヌビアス ナナ なる植物が入っております。

尚、
明るい場所において2週間に一度水をかえてくれ(水道水可)
夏季は水温上昇に注意(適温は10〜27)
冬季は暖かい場所へ
このままでも育ちますが大きい器に入れると早く育つ

といった説明がありました。

会社に持っていってデスクに飾っているのですが日に日に色素が薄くもらったときは緑色だったのが黄色くなってきました。
日光がたりないかと日にあてたりしたのですが。此方で調べると日陰の方がいいようで・・・

日に日に弱っていってるこの子をなんとかしてあげる手段を模索してもずぶの素人の私にはどうにも。
この形態で水草を育てるのは無理があるのでしょうか。

是非ご回答をお願いします。
A1022.水草も広い場所で
あまりDeepな質問でもありませんが、珍しいジャンルの話として回答させていただきます。

まず、子ビンに入った熱帯魚や水草など、そういった商品をよく見かけますが熱帯魚の場合も勿論の事水草の場合もそのまま育てるにはかなり無理が有ります。

いくら植物だからと言っても汚れた水に入れたままでは悪影響が出ますし、水と光だけ有れば育つわけではなく栄養分だって必要です。
水量が少ないと水が汚れたり腐ったりする速度は速くなりますし、肥料分を与えようにも水量が少ないと与えすぎてどろどろの腐った水にしてしまうのが関の山です。
もちろん水草が光合成に必要な二酸化炭素も水中から得ますが、子ビンの水ではすぐに消費してしまい二酸化炭素も不足してしまうでしょう。

ということで、幾分大きな容器に入れ替えることが一番必要な対処だと思います。
この季節だとカブトムシを飼う為の透明のプラスチック容器などが数百円で販売されていると思います。
そういったものの適当なサイズを利用するか、身近なものなら500ccか1リットルの容量のペットボトルを適当に切断して容器として使ってもいいでしょう。

アクアショップに行けば綺麗な色の砂利が売られていますので、そういった物や川原の砂や砂利を容器の底に入れて、その容器にナナを移してやればOKです。
水換えはなるべくこまめにしてやった方が二酸化炭素の供給の為にも苔などの発生防止の為にも良いです。
肥料不足かなと思ったら市販の園芸用液体肥料を買ってきて、陸上の植物に水に薄めて与える場合の100分の1〜千分の1ぐらいの濃度に薄めた水で水換えをすれば良いです。
肥料の与えすぎは禁物です。

アヌビアス・ナナは光が弱い方が良いというのは水槽というある程度整った環境が前提の事ですので、現在のように環境が悪く瀕死の状態の時に引き出しにしまって暗くしても逆効果です。
あくまでも光が有りすぎて苔がよく発生するような場合は光を少なくすれば良いという事です。

いずれにしても子ビンでの熱帯魚や水草の育成は完全に虐待でありほとんどの場合は商品に書いてある能書きの通りには行かず、死んだり枯れたりするだけですので、そういった商品は買ったり他人にプレゼントしたりしないようにしましょう。
今回のようにプレゼントされてしまったら少しでも大きな容器に入れ変えてあげて下さい。

ペットボトルをカットした程度の容器に移しても、今度は幾分かスペースが余ると思います。
そこにアクアショップから小型で育て安い別な水草を購入して一緒に植えてやると、ますます雰囲気が良くなりますよ。

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