CO2ってどの位添加すれば良いの?

よく「60cm水槽なんだけど、どの位添加すれば良いのか?」って言われます、最初に述べたようにCO2は光合成のために水草によって消費されます、従って同じ草を同じ量植えていても照明の違いで必要となるCO2量は変わります、従ってこの位という明確な量はお答えできません。

各水槽毎に徐々に添加量を増やしていき、魚がみんな元気で水草が盛んに酸素の泡を付けるような丁度良い添加量を探して下さい。苔取り用のエビ(ヤマトヌマエビなど)が水槽にいる場合はエビの動きに注意して観察すると過添加が早く発見できます。

エビ類は特に過添加による水質の急変や酸素不足に敏感に反応します、いつものように底床や葉の上で盛んに足踏みして苔を食べている様ですと大丈夫です、動きが鈍くなって足があまり動かなければ危険信号です。

連続強制添加システムを導入された当初や添加量を大幅に変えられた場合には水槽水のphを必ず測定して下さい、phの変動からある程度添加するCO2がどの程度まで溶解しているかが分かります。溶解CO2濃度が上がればphは降下し、溶解CO2濃度が下がればphは上昇します。

CO2添加を始めて大体の状況がつかめるまでは、朝CO2添加が始まる直前にphを測定し、夜CO2添加が停止した直後にもphを測定します。
ある程度変動するはずですが変動範囲が0.5以上の場合は過添加かもしれません、1日のうちに0.5以上のph変動があれば魚や水草にph変動による影響が考えられますので注意が必要です。


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