発酵式連続添加方式

発酵式の方法の一例を挙げます、この方法を元に各素材の比率を変化させることで、いっそう発酵期間が長くなったり高温でも長期間発酵できたりします。

発酵床の作成

水:砂糖:ゼラチンを100:100:5で鍋に入れ火にかけ溶かします。
ゼラチンは前もって湯飲みの中で少量の水を入れてふやかせておけば溶けやすいです。
水400ccに砂糖400gゼラチン20gで約700〜800CCのゼリーが出来上がります。
それを適当な容器(密閉できてチューブを接続できるように加工した物)に入れ冷蔵庫で冷やして固めます。
ポイントとしてはゼリーを使用する容器の7割程度に押さえておくことです、欲張って容器の一杯まで入れると、発酵させたときに発酵した溶液があふれます。
容器にはペットボトルを使って蓋部分ではなく、ボトルの肩口に穴を開けエアチューブ接続用のプラスチックのジョイント(1個20円とかで売ってるやつ)を接着剤で取り付ける程度で簡単に出来ます、要は密閉できる容器にエアチューブ接続口を付けてCO2ガスの取り出しが出来るようになればOKです。

発酵のさせ方

50cc程度の水に砂糖をティースプーン2杯程度入れ、そこにイースト菌(スーパーで売っているドライイーストで可)をティースプーンに1杯程度溶かします。
それを先に作った砂糖ゼリーのボトルの中に投入、その状態でエアチューブをつなぎ水槽の側などに放置すれば1時間程度でCO2ガスが発生し始める。
発酵のキーポイントはボトルを設置する場所の温度です、20c程度の温度がなければ十分な発酵をしてくれません、また温度が上がりすぎた場合は逆に急速に発酵し過ぎたりゼリーが溶けてしまったりして、短期間で発酵が終わってしまいます。
ゼリーがボトル内に残っている状態で発酵が悪くなった場合はボトルから発酵済みの上澄みを捨てて、同じように砂糖水に溶かした少量のイースト菌を新しく補充すれば、また発酵が活発になります。
私の経験では1Lのボトルに700cc程度の発酵床を作って、2〜3週間程度の発酵を続けることが出来ました。
こつは温度や発酵の度合いを見てゼラチンの量を加減したり投入するイースト菌の量を調節することです。
また冬場などはボトル全体の温度保持をどのように行うかも考慮する必要が有ります。
またこの発酵ボトルは知らない人が見ると非常に不思議に思うようです、奥様や友人・恋人に呆れられるかもしれませんのでご注意下さい。


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