「ディスカス」
読み:”でぃすかす”

解説

その高価な値段と輝く「ブルー」の体色から、「熱帯魚の王様」と呼ばれていた円盤状の魚です。
最近はその地位を「アジアアロワナ」に奪われつつあります。(^^;;

飼育水温が30度前後と言われているため、主にベアタンクでの飼育者が多いです。
また親の体表から出る粘液(ディスカスミルク)を稚魚が食するという、特異な繁殖形態でも有名です。近年はよりブランド嗜好が高まっておりまして、気に入ったブリーダーやファーム(養殖場)の魚を自分で繁殖させることに視点が向けられているように思えます。
改良品種も星の数のように多々ありまして、私のような者では見分けがつかない程に似たような、別ブランドの品種が乱立跋扈している状況です。

導入直後は体色が黒ずんで一時調子を崩すことが多いのですが、薬品処理によるトリートメントで難なく回復することが可能です。

最近では綺麗で比較的安価なディスカスも多く出回っているので初心者でも手を出してしまいそうであるが、この種の魚は必ずと言っていいほどエラに寄生虫を持っているので少なくともディスカス特有のトリートメントの知識を修得してからにした方が良い。
ショップによっては「うちで十分トリートメントしているので大丈夫」という所もあるがよっぽど信頼できるディスカス専門店でない限りこの言葉は信用しない方が良い。

もともと弱い魚ではないのでその辺のツボを押さえれば丈夫で飼いやすいし、人慣れする魚である。

解説者:AKIBA(秋葉 義夫)、よしを

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