「底面フィルタ」
読み:”ていめんふぃるた”

解説

普通の水槽の場合、上部・外部濾過は水槽外に濾過循環のフィルターを設置してあるが、小型インテリア水槽にはこの底面タイプが多い。別売りで普通の水槽の底砂の下にスノコ状に敷くタイプもある。
スノコ状にして底砂をかさ上げし、水槽の底砂そのものを濾材にしているといって良い。

私は水草水槽には不適当と思う。入れるなら流木等に活着する水草。砂の中に根の張らないタイプの水草がお勧め。
理由
1.細かい砂が使えない。
2.底砂に入れる肥料が水槽水中に拡散してしまう。(藻の繁殖の原因)
3.底砂を厚くする(水草根張りのため)とフィルター効果が落ちる。
しかしながらわが家のアメリカンスプライトは、底面フィルターでも結構繁ってジャングル状況である。(NISSO-R902)

海水はこの底面タイプが主流と聞いている。魚の糞を水槽底面全体で吸い取るのだから、きっと効果的なのであろう。

濾過能力はかなり高いシステムだと思います。
私は偶然にも上面、底面、外部パワー、内部パワーの主要4タイプのフィルターを同時に使用したことがありまして、収容数や水草の量、水槽サイズなどは異なったのですが、いちばん収容匹数が多く、且つ水草の量も少ない底面フィルター使用水槽のpHが、最も安定していたのを覚えています。
ただし、どうしても汚れが底に溜まってしまいますので、せめて半年に一度は必ず大掃除しなければならないというのが面倒ではあります。

解説者:iseki(井関)、AKIBA(秋葉 義夫)

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