「サンゴ砂」
読み:”さんごすな”

解説

死んだサンゴの骨格でできた、いわゆる砂である。小豆大のものから、パウダー状のものまである。

海水水槽の場合一般的に、小豆大のものは濾材として使用されるケースが多い。一昔前は、オーバーフローの濾過槽や、底面及び上面フィルタの濾材として使用されていたが、最近では底面に敷く他は濾材としてはあまり薦められなくなってきた。
バクテリアが繁殖するコロニーとしては、申し分ないのだが、なにせメンテナンスが面倒である。(特に洗浄の際、手を切ってしまうこともある)
しかし、底面フィルタには絶好の砂であることは間違いない。海水魚を飼う為には、少なくともPH7.8以上は確保したいが、サンゴにはPHをアルカリに保つ性質があるので、海水水槽ではサンゴ砂を入れて、水換えを十分に行っていれば、PHはあまり気にしなくていい。

また、パウダー状のサンゴ砂であるが、よく業務用の大型水槽などで綺麗に敷かれたパウダー状のサンゴ砂にあこがれる人がいるが、オーバーフロー水槽で、底面フィルタを敷かない水槽では低床として利用できるが、ゴミが溜まり苔がつき、あの真っ白なパウダーサンゴはすぐに汚くなってしまうであろう。

淡水水槽の場合ごくまれに水質をアルカリに傾けたり、硬度を上げたりするのに水槽に入れたり濾過蔵置に入れたりすることもある。

解説者:MC−IWA、よしを

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