「流木」
読み:”りゅうぼく”

解説

水槽内のレイアウトに使用する「朽ち木」です。本当に沿岸に流れ着いたものかどうかは不明ですが、それなりの雰囲気を醸し出しますので、かなり頻繁に使用されています。活着性水草(ウィローモス、アヌビアスなど)の媒体としたり、底棲性小型魚の隠れ家としたり、プレコの餌としたりと用途は豊富です。

どんぶらこっこと海岸に大量に流れ着いた木をみて、なんとかリサイクル出来ぬ物か?と考えた人が、「そうだ。アクアリストに売りつけてしまえ。」と思いついたのかどうかは知りません。
マニア憧れの流木はいかにも底から木が生えているような、大型切り株タイプです。
同じデザインのものは二度と無いので、あなたのレイアウト心をときめかせるようなフォルムの流木は、即ゲットしたほうが良いでしょう。
大喜びで持って帰ったらいざ、水槽に入らない。泣く泣く大きい物をカットてなこともありますので、店頭で自分の水槽と同じサイズの空の水槽に入れて見ることも必要です。
高級志向になると仏壇よろしく、黒檀・紫檀(ローズウッド・ゼブラウッド)製とか、研磨加工済みもあり、その分値段も跳ね上がります。

あくぬき処理済みのものは、やはりその分高価です。
何も表示していない物は、そのまま入れると水槽の水が茶色になるので、自分であくぬき処理が必要です。

一ヶ月以上、水を張ったベランダのバケツに入れておくか、急ぐなら大きな鍋で一時間以上煮ましょう。

夏場渇水で干上がったダムや、河川で採集する手もあります。本当に「サクサクになった朽ち木」だとまずいので、注意が必要です。

市販品でも本当に悪質な物だと、どうやっても水に沈まない物もありますね。
普通なら水に沈まなくても1ヶ月ぐらい無理矢理水に浸しておけば沈むようになりますが、物によっては本当に沈まない物もあるらしいですから注意が必要です。

解説者:AKIBA(秋葉 義夫)、iseki(井関)、よしを

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