「オゾン」
読み:”おぞん”

解説

酸素O2の同位体
O3→O2+O(活性酸素)となり物を強力に酸化・漂白させます。
ですので、水槽の水の漂白や、藻の退治に利用されます。

活性酸素は全ての高等動物に有害ですので、単に耐性の問題です。
濾過バクテリアにはかえって良いという人もいます。

気体のオゾンは生臭く、人によっては吸い込むと吐き気がします。
レジオネラ菌で大打撃を受けた人間用エーハイム。別名:24時間風呂同様に殺菌のためオゾン添加を行いますが、「人間が入浴中にはオゾンは使用するな」と取り説に書かれている物が多い。
冷蔵庫の脱臭装置等にもこのオゾン発生器を利用した物があります。

さわやかな高原に木々の間を吹きわたるオゾンの風〜なんていう間抜けなコピーライト、昔けっこうありました。
オゾンが吸いたければ真夏のかんかん照りにトラックが爆走する産業道路の道ばたでむしろでもひいて寝ている方が効果的です。

熱帯魚水槽の横に多分トラックは走っていないので、使うならオゾン発生器具を別途購入する必要があります。
エアレーションの途中に繋いで、水槽中に添加します。
電気式オゾン発生器は何百時間とかの寿命があります。永遠には使えないはず。

類似の効果をあげる物に過酸化水素があります。

海水アクアリスト。特にリッチなアクアリストは必ずオーバーフローの濾過層でエアレーションとともに殺菌用として使用している。

ディスカウントSHOPで数千円で使用されているものは、あまりすすめられない。(微調整が必要だが、どの程度03が発生しているか良く分からず効果も今一)

また、寿命部品があり機械のメンテナンスも必要で、本格的な装置はかなり値段が張る。

使用中の注意としては、特に安価なものを購入した場合、03の異常発生により、とても臭い臭いが部屋中に充満し、魚の皮膚はガビガビになってしまうことがある。

解説者:iseki(井関)、MC−IWA

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