「モナコ水槽」
読み:”もなこすいそう”

解説

モナコ王立海洋博物館で開発された、自然の海の濾過を模擬した水槽システム。
日本では、江ノ島水族館や、葛西臨海公園などでその展示をしている。
水換え等は一切しない、パーフェクトアクアリウムでシステムの要は、その低床にあるのではないだろうか。

米国で取得されている特許内容の詳細は未確認であるが、このシステムは、生物濾過としてライブロックの使用と、硝酸塩の除去を、多酸素領域と貧酸素領域を区切ることにより行っている。
当然貧酸素領域には、光が当たらず、そこに発生するガスの処理が問題になるであろう。
ガスの処理は低床を工夫することで、うまく処置しているようであるが、素人ではどの程度の貧酸素領域を設けたらいいかが難しく、生物量との関連、溶存カルシウムイオン量とライブロックの量などの設定は、かなりの実験的かつ経験的なデータが必要となる。

解説者:MC−IWA

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