「蛍光灯」
読み:”けいこうとう”

解説

蛍光灯
最もポピュラーで安上がりな照明器具
昔はぼーっとして物わかりが悪い人を指したが、最近はインバーター方式言葉の意味が逆転しそうである。

蛍光灯には色々な種類がある。以下ほとんどはfj,rec,aqua常連の受け売り。

昼光色
昔の蛍光灯は青く薄暗く冷たい発色であった。これを昼の光りに近くした物。
ごくふつーの蛍光灯。

3波長型は青と緑と赤をピンポイント的に強化して、人間が見た色のバランスと明るさの向上を目指したもの。

高演色型は、全体的にバランス良い配光、中間色を含めて自然な色の再現性に優れる3波長型に比べて暗く感じる。

BR,PGとは、鑑賞魚用、植物育成用として赤や青の波長を強化した蛍光管3波長型に比べて暗く感じる。
実は人間が見た時に一番明るく感じる緑の波長の光は植物にとって必要ない。
(葉が緑色の理由)植物は赤と青の光りを光合成に利用している。

2年ほど前、トルーライトという、ねじりん棒のような蛍光灯が日本で輸入発売された。
もとはアメリカの病院で、新生児や鬱病患者の部屋の照明として使用され、とても良い効果とか。
NASAでも部屋の照明に正式採用されたとの噂。

日中の太陽光にきわめて近い分光分布であるらしい。

色にうるさいデザイナー向けに、一本4〜5千円の売り値であった覚えあり。
もちろん貧乏なデザイナーにはとても買える値段ではない。

鬱病の魚を抱えるアクアリストには、吉報かもしれない。

蛍光灯の寿命について
例えば松下では15wの蛍光灯の場合定格寿命6000 (H) というスペック。
長い蛍光灯ほど、寿命は長く32Wでは定格寿命12000 (H)。

倍明るくて、倍長持ちであるから、4倍お得なわけ。はたして32Wの値段は15wの4倍?

蛍光灯の寿命とは2.5h点灯0.5h消灯を繰り返した時に、ランプが点灯しなくなるまでの点灯時間のこと。

32Wの場合
一日2.5h点灯0.5h消灯を繰り返した場合寿命は約600日2年弱。
水槽の照明のように一日12h点灯12h消灯の場合、寿命は約1.5倍に伸びる。

光の強さの減退特性は寿命前に新品の約85%程度。
分光分布(赤・緑・青の各波長の光の強さ)の変化については不明。

解説者:iseki(井関)

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