「色揚げ」
読み:”いろあげ”

解説

魚の体色を、人工的により鮮やかにすることを示します。通常は「色揚げ飼料」という名で色揚げ成分が混入されている餌を与えたり、アカムシやブラインシュリンプなどの色揚げ効果の高い生餌を与えたりすることにより、行われることが多いです。これらは主に「赤」を発色させるために用いられています。また、ショップで展示している生体を「より赤く見せる蛍光灯」なるものもあるそうなので、購入の際には要注意です。

さてこの「色揚げ」ですが、大半の魚には「本来の体色が失われる」ということで邪道とされています。ところが何故か、ディスカスでは半ば認知されているという不思議な扱いになっています。現にディスカス用ハンバーグや人工飼料には、必ずと言っていいほど「色揚げ効果」がうたい文句となっています。

ただし栄養価の高い餌やいろんなビタミン類を摂取出来るよう調整した色揚げと、ホルモン類を調整した色揚げとは明らかに色揚げの仕方が違うように思う。
前者は魚の健康状態も同時に良くなるが、後者は色が良くなる代わりに成長不全や繁殖能力に障害が発生する場合などがあり一部では「ドーピング」と表現し単なる色揚げとは区別する場合もあるようだ。

解説者:AKIBA(秋葉 義夫)、よしを

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