「導電率」
読み:”どうでんりつ”
「(電気)伝導度」
読み:”(でんき)でんどうど”

解説

対象とする水がどのぐらい電気が流れやすいかをもとに、水中のイオンが多いか少ないかを測定する単位。
イオンが多い=不純物が多いと考えて良く、純水=H2Oの導電率は0である。

単位はS(ジーメンス)あるいはΩ-1(モー)、アクアリウムの世界ではμS(マイクロジーメンス)を用いることが多い。

水草も苔も魚も純水(H2O)では生きてゆけない。
従って導電率が低ければ水が綺麗なので良いという物でもない。
まれに綺麗な湧き水で導電率50μS以下という水もあるが、普通の水道水で150〜300μS、水槽内もほぼそれに近いと思われる。
個人的には理想的な上水道の導電率は180μS前後ではないかと思う。
水換えをさぼったり夏場の水不足で悪くなった水道水で見ず換えをすると水槽の導電率は確実に大きくなる。

ただ導電率はいくらを示したから良い・悪いという指標として使うのではなく、定期的に測定してその変化をもって水質を推し量るために使うのが正しいと思う。

最近では都会の水槽水は400μSを越える地域もざらに存在する。

解説者:よしを

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