「土壌バクテリア」
読み:”どじょうばくてりあ”

解説

土壌バクテリア

底床中に棲む微生物。
濾過を促進するのに重要な役割を担う。
しかし、水草水槽においては、それ以上に水草との共存関係が重視され、土壌バクテリアの正常な活動が成功に繋がると言える。

水草の根の周りには、古くなった老廃物や「ムシゲル」という分泌物などの有機物が存在し、土壌中の微生物達は、この有機物を栄養源とするため集まってくる。
土壌バクテリアはそれらの有機物や、生物の死骸、枯葉などを分解し栄養源とする一方、植物の成長に有効な無機物を分泌し、根に供給する。
この連鎖が正常に機能したとき、水草は自然界と同じかそれ以上の成長を我々の目の前で展開する。
特に、粘りの良い水草、根からの養分補給を主とする水草(グロッソスティグマ、ヘアーグラス、エキノドルス、クリプトコリネ等々)にはなくてはならない存在である。

土壌バクテリアは、水草水槽の命である。

解説者:JYOUJI

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